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アーネストホーム株式会社

プレゼンテーションにCGを有効活用、図面の3D化で業務を効率化、顧客への訴求力と競争力が向上

アーネストホーム株式会社は高級注文住宅の設計・施工を行っている。まず、東京の中野坂上の住宅展示場にモデルハウスをオープンし、1993年には駒沢に「駒沢空間ショールーム」を開設した。一般住宅でありながらモダンな外観と、屋外と室内の融合を目指した独創的なデザインは多くの来場者の目を引く。そのアーネストホームが今、図面やパースの3D化に積極的に取組んでいる。必要な部署では、コンピュータは一人2台を使えるようにするという力の入れようだ。受注のための競争力をつけることはもちろん、顧客のニーズをいち早く取り入れることなどが導入の目的だ。

導入の狙い
受注増加、顧客満足度の向上、業務の効率化
導入システム
ArchiCAD
導入効果
図面作成や修正業務の時間短縮と業務の効率化

生活スタイルにあわせたデザインと、機能的な住空間にこだわった住まいを提供している

生活スタイルにあわせたデザインと、機能的な住空間にこだわった住まいを提供している

社員の半数が設計部隊 デザイン重視の高級注文住宅メーカー

アーネストホーム株式会社は1982年に設立され、現在、本社は東京都港区の青山にある。東京、埼玉、千葉などを中心に、自由設計の注文住宅の設計・施工を行う一方、地方向けには設計のみを受注し、施工は地元の施工業者に委託するという事業展開を行っている。

住宅業界全体での建設需要が伸び悩む中、同社はプレゼンテーションから設計・施工、完成後のアフターフォローまでを一社で一括して行うという強みを活かし、安定した受注を続けている。工法はツーバイフォー、重量鉄骨、鉄筋コンクリートと、いずれも堅牢さと断熱性に優れた建物造りである。そして何よりも意匠をこらしたデザインを得意としている建築会社だ。住み手のライフスタイルにあわせたデザインと、機能的な住空間にこだわり、個性的な住まいを提供し続けている。

建築主は富裕層で、1棟あたりの平均坪単価は150万円から200万円、総建築費用は億単位になる。もともと同社の個性的な住宅を注文する顧客層は、高級志向で家に対するこだわりも大きいこともあり、打ち合わせから完成までの期間は2年から3年程度かかるのが普通だという。そのため、年間受注は35~40棟のペースと、それほど多くはない。

社員数は120名ほどで、そのうち設計関連業務に従事している従業員が約半数を占める。残りの半分が現場、営業、管理部門の人材だ。そのアーネストホームが潜在顧客を自社の受注に結びつけるために、知恵を絞っている。手始めに、同社では、顧客に対する営業用のプレゼンテーションツールとして、2000年頃から『ArchiCAD』やCGソフトを導入、営業促進に活用している。

情報管理部
部長
金井 宏之氏

情報管理部
部長
金井 宏之氏
「既製品のソフトウェアを、すべて自社仕様にカスタマイズすることには無理があります。けれどもそれをメーカーさん、大塚商会さん、弊社の3社で協議を行うことにより、より理想的な形に作っていくよう努力しました」

情報管理部
中村 勉氏

情報管理部
中村 勉氏
「設計の者は他社の2次元CADに慣れているため、当初、ほとんど新しいシステムを使ってもらえないという状況にありました。そこで大塚商会さんのご協力を得て、スクールを開催していただきました。その結果、『できるんだ』という意識が出てくると、社内の雰囲気も変わってきました」

顧客へのプレゼンテーションツールとして『ArchiCAD』とCGソフトが活躍

「『ArchiCAD』は建物の平面図やパースの3D化に威力を発揮します。弊社では、家を建てるにあたり、どの住宅メーカーに依頼しようかと迷っているお客様に対する最初のステップとして、具体的な住宅イメージをプレゼンテーションするために、このツールを使っています」とプレゼンテーションの重要性を強調するのは、情報管理部部長の金井宏之氏だ。

同社では、営業ツールとしての図面と設計図面とを分け、最初に顧客に対して説明をする段階では、住宅の全体像を把握してもらえるようCGを使い、プレゼンテーションを行うのだという。「最初は、具体的にキッチンやリビングなどの間取りの広さや詳細にこだわるというよりも、建物全体のフォルム、たとえば半地下があるのかどうか、あるいはガレージの場所などについて、お客様はお聞きになりたいのです。ですから、初期段階においては、全体のイメージを持っていただくことが重要だと考えました。『ArchiCAD』はデータを入れておけば、壁を描くと、3Dが立ち上がるようになっています。営業向けの図面やCGによるパースなどをお客様にお見せするために、親和性の良いソフトを導入し、プレゼンテーションのツールとして、またパースの作成にも重宝しています」と述べるのは情報管理部中村勉氏だ。

『ArchiCAD』を導入して4~5年が経つが、このシステムを使用する以前は、設計に他社の2次元CADを使っていた。「ところが、プレゼンテーションの段階で使ったせっかくのデータを、それだけで捨ててしまうのはもったいないという話になり、それを継続して利用、意匠設計にも応用できるような形にしました」と現状に即した仕様に、徐々に変えてきた経緯を金井氏は説明する。

「『ArchiCAD』の場合、3Dで使えるため、通常の平面図や立面図のように、修正箇所をそれぞれの図面で直さなければならないところを、1ヵ所修正すれば作業が済むため、作業効率が上がるという。しかも、従来は手書きで行っていたパースの作成もシステムを使い、3DCGで見せることができるため、ビジュアルとして、より効果的なプレゼンテーションを行うことができるようになったという。「簡単な色の違いを出すのに、手書きではパースを書き直さなければならないが、CGであれば、変更が比較的容易で、いくつかのバリエーションをお見せすることもできる。担当者が変わっても、一定のクオリティを保ち、作業もマニュアル化しやすい。なんといっても仕事のスピードアップにつながります。お客様としては、当然複数の会社に見積もりを出すわけで、1日でも早く、ある程度の形でお見せすることができるというのは重要になります。その意味においては、売上にもシステムを導入したことの成果が出ているのではないでしょうか」と金井氏は語る。

しかしもちろん、新しいシステムが一気に社内に浸透したというわけではなかった。

『ArchiCAD』やCGソフトを使用して、図面やパースの3D化を図る

『ArchiCAD』やCGソフトを使用して、図面やパースの3D化を図る

ソフトメーカーを交えての三社定例会議が功を奏した

大塚商会とアーネストホームとの取り引きは、実は以前からあり、情報システム関連機器の導入においては、ブランド力のある大塚商会に何かと依頼をすることが多かったという。『ArchiCAD』の導入時も例外ではない。しかしもちろん、新しいシステムの導入となるため、最初から30ライセンスを入れたわけではなかった。まず5~10本程度入れ、様子を見ながら、徐々にライセンス数を増やしてきた。そして、さまざまな要望をソフトに反映する必要が出てきた。「CGのみで使うのであれば、ソフトウェアのメーカーさんとだけ話していればよかったのですが、設計の部署がからむとなると、お金の話とも連動してまいります。そうしますと、この機能を使いたいが予算内ではできない、この機能はカスタマイズしたい、などのさまざまな要望や問題が出てまいりました。そこで、定例会といったものを開いて、問題点の洗い出しをしながら改善をしていくことが必要であるとの見解に達しました。大塚商会さんにご協力いただき、『ArchiCAD』のメーカーであるGraphisoft社と大塚商会さん、弊社の3社間で、1年ほど前から定例会議を開き、その中でいろいろな機能や予算の面について打ち合わせをし、改善をすすめることができました」と中村氏。

しかし、スタッフの多くは『ArchiCAD』導入以前から使っていた、他社の2次元CADに慣れ親しんでいる。「最初は皆使いたがりませんでした。しかし、特に設計部の担当者には、スキルアップが必要だと感じ、大塚商会さんにお願いし、スキルアップ教室を開催していただいたりしています」と金井氏。現在、個人差はあるものの、社内に作った推進プロジェクトのアピールもあり、徐々に普及が進んでいるという。

同社では、その他にもさまざまな工夫を行っている。「『ArchiCAD』を最初に営業サイドに導入した時には、すべてのデータを移行したのではなく、必要な部分だけを入れ、使わない部分は、それが必要な部署で使っていくというような対応をしましたので、それほどの混乱はありませんでした」と説明するのは中村氏。「もちろん、工夫はしています。お客様に最初にご説明する際にお見せする家の仕様については、外壁や内壁の壁厚などをあらかじめルール化し、使う建具などについても限定しています。といいますのは、最初のプレゼンテーションの段階では、細かい数字や建具などのバリエーションは必要ないからです。最初の段階での説明時には、さまざまなプランを見ていただくまでのスピードが重要な要素となります。最初からそこにすべてのデータを入れ込むというのは、逆に作業効率が悪くなると思います。ですから、新しいシステムを導入すると、データ入力が大変だという話をよく耳にするのですが、その労力の部分を省いてしまう方法がないだろうか、という視点でシステムを使うと、少し違ってくるような気がします。『3次元CADだから何でもできる』といって、なんでも入れようとすると、逆に負荷がかかります」と中村氏は語る。

パースの作成もシステムで行うことでスピードアップを実現

パースの作成もシステムで行うことでスピードアップを実現

ソフトウェアの得手不得手をどう克服するかが課題

パースや図面のCG化は、アーネストホームにとってはもちろんのこと、建築主にも有効だといえる。平面図を理解することや、そこから立ち上がる空間をイメージすることは、紙の設計ではなかなか難しいからだ。しかし、CG化されていれば理解しやすい。「CGを見せることで、雰囲気がお客様に伝われば、その中に、どういう家具を置くのか、部屋の雰囲気をどうするのかという点で、お客様の想像力を引き出すことも容易になります。そのような点では、パースの方が絶対に説得力はありますし、だからこそ、ビジュアル性の高いCGを使うことは有効だと思います」と中村氏。

ただし、『ArchiCAD』を、詳細設計や施工図面などのすべての用途にまで利用範囲を広げるということには、やや無理があるようだ。「業界で多く使われている他社の2次元CADは、作図スピードが速いことや図面に要求される機能が豊富だということなどの理由で、広く普及しているという背景があります。現状では、『ArchiCAD』からのデータをそのまま他社の2次元CADに取り込むことができないため、詳細な図面まですべてを『ArchiCAD』で賄うのは難しいですね」と中村氏は指摘する。同社では、図面の種類や作業の内容により、それぞれのツールを使い分け、業務に適応させている。

「せっかくの3次元なので、今後は動画を活用したり、2次元で表現できない部分を見せることができればと思います。そうすれば、現場での活用範囲も広がると思いますし、顧客のニーズに対しても迅速に対応できます。もちろん、そのためにも設計担当者のスキルアップが欠かせません」と述べるのは金井氏だ。最近では、使い方に習熟した設計のスタッフの中には、現場にもCGを持ち込んで、職人とのコミュニケーションを図る例もあるという。

新しいシステムを使いこなすために、金井氏は大塚商会にも期待をよせる。「大塚商会さんには、メーカーさんとも折衝していただき、システム固有の特性を弊社に伝えていただければ、こちらとしましても、導入のための予算や事業計画が組みやすくなります。また、いろいろな部署から出てくる要望に対しても、窓口を一本化していただければ、話もスムーズに伝わります」。

アーネストホームでは、年間受注数60棟の目標を、来期には達成できる見込みだ。システムをさらに有効活用し、「全国的にアーネストホームの知名度を上げ、ブランドを高める」と金井氏は語る。そのための戦いはまだまだ続きそうだ。

ビジュアル性の高いCGでお客様に部屋の雰囲気を伝える

ビジュアル性の高いCGでお客様に部屋の雰囲気を伝える

アーネストホーム株式会社のホームページ

アーネストホーム株式会社のホームページ

アーネストホーム株式会社

業種 建設業
事業内容 住宅の設計・施工
従業員 約120名

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