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株式会社シーク

3Dプリンターのサービスも展開するなど、3Dと名のつくあらゆるサービスを網羅することを目指している

直感的に操作可能な最新のCADをクラウドで活用することで、作業場所を選ばない「青空モデリング」の実現へ

株式会社シーク(以下、シーク)では、最新バージョンのCADソフトウェアであるCATIA 3DEXPERIENCEを導入。デザイナーが直感的に操作することができる各種新機能を活用することでデザインやモデリングの作業効率と質の向上を実現している。またクラウド環境で活用できるCATIA 3DEXPERIENCEのCloud版を採用することでサーバーの導入・管理コストを削減したうえ、インターネット環境さえあればどこからでもアクセス可能なクラウドを生かした「青空モデリング」の実現に向けた取り組みを推進している。

導入の狙い
  • CATIAの最新バージョンの機能を活用したい。
  • 場所を選ばずにデザインやモデリングの作業を行いたい。
導入システム
  • CATIA 3DEXPERIENCE(Cloud版)
  • CATIA V5
  • 3Dスキャナー
  • 3Dプリンター
導入効果
  • 直感的な操作によりデザインやモデリングの作業効率と質の向上を実現した。
  • クラウド上のデータにアクセスすることにより外出先や海外でもCADが活用できるようになった。

株式会社シークについて

業種 プロダクトデザイン事務所
事業内容 3DCADトレーニング、3DCAD設計支援、CADコンサルティング
従業員数 18名(2016年6月現在)
サイト http://www.syq.co.jp/

CATIAの最新バージョンによりデザイナーの表現力を高めることが可能に

シークの起源は代表取締役 征矢直人氏が個人事業としてCADのトレーニングサービスの提供を開始した2003年にさかのぼる。征矢氏は試作品メーカーにて3DCADを活用した設計のコンサルティングや筐体意匠モデリングなどに従事。そのキャリアを生かして個人事業を開始した際にシークの商号を掲げた。そして2004年に法人化(当時、有限会社シーク)、2006年に株式会社へと組織変更する中で事業領域を拡大してきた。

「法人化してからはトレーニングサービスだけではなく、3D CADに関するワンストップサービスを提供するため、工業デザイン、設計支援、解析、モデリングやコンサルティングなど、さまざまな領域を手掛けるようになりました。また昨今では3Dプリンターに関するサービスも開始し、3Dと名のつく分野を一通り網羅することを目指しています」と征矢氏は自社のビジネスについて説明する。

一般に製造業ではデザイナーと設計者の橋渡しを担う人材が不足する傾向にあるが、征矢氏はデザイナーとしてのスキルを持ち合わせている一方で技術者としての経験も積み重ねており、それを設計支援に生かすことでビジネス上の強みとしている。設計支援はメーカーに常駐して作業を行うスタイルが基本となるが、機密上問題のない案件については受託設計として引き受けるケースも多い。取引先のメーカーは自動車、家電、機械、工具、医療機器、金型など多岐の業種にわたり、幅広いジャンルで信頼を獲得している。

CADツールについても幾つかの製品を使い分けているが、その中でCATIA製品は主軸のツールの一つとなっている。

「CATIAについてはV3からV5まで活用してきましたが、これまではどちらかというと職人技が求められる専門性の高いイメージのソフトウェアでした。しかし、CATIA V6からはデザイナーが活用しやすい機能が装備された点に高い関心を寄せていました」(征矢氏)。

シークはCATIA V6に着目していたが、導入するためには高いハードルがあった。2008年にリリースされたCATIA V6※1はPDM(Product Data Management)/ PLM(Product Lifecycle Management)が基盤となりCADデータ管理やチーム設計といった機能が強化された。そのためクライアントPC単体では活用できず、PDM / PLM機能を稼働させるためのサーバー環境が必要になったのだ。シークがそれらの稼働環境を整備する場合、数百万円もの費用が掛かる。

※1 CATIA V5の次期バージョンであるCATIA V6は2014年にリリースされたR2014xから製品名がCATIA 3DEXPERIENCEに変更されている。詳しくは下記ページを参照。

CATIAの歴史を聞いて、CATIA 3DEXPERIENCEを知る

代表取締役
征矢直人氏
「最新のCADに関する他社の事例など、さまざまな情報を大塚商会さんに提供していただけたらありがたいと思っています。今後も協力関係を維持しながらともに成長していければ素晴らしいですね」

CATIA on the Cloudを活用することでオンプレミス環境の構築が不要に

シークはサーバー環境の導入・管理コストがネックとなりCATIA V6の導入に踏み切ることができなかったが、その後転機が訪れた。2014年にCATIA 3DEXPERIENCE がリリースされたタイミングでクラウドサービスを活用したCATIA on the Cloud※2の提供が開始されたのだ。このサービスを採用することで、社内にサーバー環境を構築せずにCATIA 3DEXPERIENCEを導入できるようになった。

CATIA on the Cloudについては、以前からCADソフトウェアをはじめさまざまな製品での取引がある大塚商会からシークに提案された。そしてCATIA 3DEXPERIENCEをデモ環境で試すことができるイベントを紹介されたことから、シークはそのイベントに参加することになった。

「実際に操作してみたところ、ナチュラルスケッチなど魅力的な機能が充実していて、これなら導入する価値があるという手応えを得ました。さらにクラウドなので場所に縛られることなく作業できることも魅力的でしたね。私自身屋外でデザインを思いつくことが多く、そうした場合にその場ですぐにイメージを形にできるようになれば素晴らしいと思いました。また打ち合わせなどにタブレットなどを持参し、クラウド上のデータにアクセスすることで、その場で3Dのデータを提示・修正するといったことも可能になります」と征矢氏はCATIA 3DEXPERIENCEの評価ポイントについて語る。

CATIA 3DEXPERIENCEの特徴的な機能の一つにナチュラルスケッチが挙げられる。ナチュラルスケッチは紙に描くスケッチと同様の直感的な3Dスケッチを可能にする機能だ。通常は手書きで紙にスケッチを描き、そのイメージを参考にCAD上で数値制御によるモデリング作業を行うが、ナチュラルスケッチではペンタブレットを使って画面上に直接3Dスケッチを描き、そのスケッチを基にモデリングを行うことが可能になる。

ナチュラルスケッチを活用してワイヤーフレームを作成

「まだCATIA 3DEXPERIENCEの新しい機能についての参考になる活用事例はそろっていませんでした。しかし、大塚商会さんにさまざまな情報を提供していただけたことである程度の機能概要は分かってきました。本来であれば、ユーザー同士がコミュニティを構築して情報交換できればいいのですが、まだそういう状況になっていないので、自らが先駆者となって業界を導いていければとも考え、CATIA 3DEXPERIENCEの導入を決定しました」(征矢氏)。

こうして2015年6月にCATIA 3DEXPERIENCEの導入に踏み切ることになった。クラウドを活用することから、サーバー環境の構築は必要なく、クライアント側にソフトウェアをインストールするだけで、すぐに使い始めることが可能になる。

「大塚商会さんのサポートもあり、インストールなどの作業は数時間でスムーズに完了しました。当初はクラウドの仕組みに戸惑う部分はありましたが、すぐに慣れることができました」(征矢氏)。

※2 CATIA on the Cloudは、ハードウェアや設備の保有費用を抑えつつ、CATIA 3DEXPERIENCEの優れた製品開発環境をあらゆるユーザーに提供。詳しくは下記ページを参照。

CATIA on the Cloudをお勧めするには理由がある!

クラウドにアクセスすることで海外においても3Dデータを有効活用

CATIA 3DEXPERIENCEの活用を開始したシークでは、さまざまな案件への適用を進めている。その一例として介護用バスユニットのデザインが挙げられる。

「クライアントから介護用バスユニットの『10年後の入浴装置を考える』というデザインテーマの下で依頼がきました。そこでバスタブをデザインする際には水が流れ落ちるような自然な感じの曲線を描くためにナチュラルスケッチを活用してワイヤーフレームを作成しました。ナチュラルスケッチについては、導入前に動画で操作感を見ており、その際は『本当にこのようにスムーズに操作できるのか』と疑問を抱きましたが、実際に使ってみるとほぼイメージした通りに3Dで描くことができたので素晴らしいものだと思っています。バスタブのデザインもモデリングと同時進行で作業できたので、デザイナーの感覚をそのままデザインに反映できたと思っています。またバスタブを置くための台の部分に玉砂利のデザインを施しましたが、これは実際の玉砂利を3DスキャナーでスキャンしたデータをCATIA 3DEXPERIENCEに取り込んでモデリングしました。結果として今までにないデザインのバスユニットを設計できたと思っています」(征矢氏)。

CATIA 3DEXPERIENCEにおけるリアルタイムなレンダ
リング

介護用バスユニットのデザインを3Dプリンターで再現

実際の玉砂利の形状を3Dスキャナーで取り込みモデリングを実施

このようにCATIA 3DEXPERIENCEを有効活用することで、作業効率とデザインの質の向上を実現している。

「ナチュラルスケッチではまだ大まかな形状のみを描いているのですが、この機能にさらに精通することでディテールを作り込むまでできるようにしたいと思っています。そうなれば、これまではモデリングの段階であきらめていたイメージを手書きで補完することが可能になるので、デザイナーのイメージをそのまま設計データに反映できるようになるでしょう」(征矢氏)。

またクラウド活用により、場所を選ばなくなったことのメリットも大きい。

「グローバルな協業体制を推進するために、設計をサポートしてもらえるスタッフをインドで手配することがありますが、現地で打ち合わせや確認を行う際、タブレットからクラウド上のデータにアクセスし3Dデータを操作しながらスムーズにミーティングを進めることができました。またタブレットであればタッチペンでも手軽にCATIA 3DEXPERIENCEの機能を活用することができます。こうした機能をフル活用することで、思い立った時にイメージを形にする『青空モデリング』が実現できたらいいですね」(征矢氏)。

直感的な操作で3Dのデザインやモデリングが可能

利点は多いもののまだユーザー数の少ないCATIA 3DEXPERIENCEの有効活用を実現していることから、征矢氏はセミナーなどに登壇する機会も多い。

「セミナーやプレゼンテーションの際のプロモーション用の3DデータをCATIA 3DEXPERIENCEで作成するケースも多いですね。こうした活動を積み重ねていくことでCATIA 3DEXPERIENCEが普及していけば、メーカーなど他社とのコラボレーションを推進する機会も増えてくるでしょう」(征矢氏)。

今後は3Dに関するノウハウを蓄積することで業界をリードする存在を目指す

将来的にはシークではCADに限らず、クラウドを介したビジネスの拡張も計画している。

「今後はグローバルでのビジネス展開も視野に入れています。そこで海外に赴いた際にクラウドを活用できれば、CADも含めたさまざまな作業を現地で行うことが可能となり、フットワークのよい活動を展開できるようになるでしょう」(征矢氏)。

またCAD以外のツールについても有効活用していくことを検討している。「例えば、バーチャルリアリティを活用した視覚化ツールに着目しています。昨今は試作品を最小限にとどめた製品開発をするケースが増えていますので、バーチャルリアリティは欠かせない要素となっていくでしょう。そのためのツールにも通じることで将来の本格的な試作レスの時代に備えることができると思っています。こうした3Dに関するノウハウを蓄積することで、業界をリードしていく存在に成長することを目指しています。そのためにも大塚商会さんとはさらに協力関係を強化し、新しいツールなども含めさまざまな提案をいただきたいと思っています」。

シークは3Dのスペシャリストとして、プロダクトデザイン、インダストリアルデザインのリーディングカンパニーとしての成長を目指していく。

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