CD-adapco社がSTAR-CCM+ v8を発表

2013年 3月 4日

2013年2月27日 アメリカニューヨーク州 ニューヨーク ―― CD-adapco社は27日、同社の統合学際的エンジニアリングソリューション STAR-CCM+シリーズの最新メジャーバージョンアップとなるSTAR-CCM+ v8.02のリリースを発表した。

同社のプロダクトマネージ部門シニアバイスプレジデントであるJean-Claude Ercolanelli氏は、『STAR-CCM+ v8は、ソフトウェアの使い勝手を向上させることによるエンジニアリング生産性の増大や、高解像度の問題解決に必要となる時間の削減に注力して開発されただけでなく、STAR-CCM+ v8.02はv8としては初めて、解析技術者の能率性と効率性を向上するべく、専門のUser Experience Teamによる全ての側面からのソフトウェアの見直しが行われたリリースとなります。

また学際的新機能によって、ユーザーはより幅広い領域の産業に関係する問題に取り組むことができるようになるでしょう。我々のパートナーで、金属鋳造の専門家として知られているACCESS社との協力関係から開発されたSTAR-Castアドオンもまたこれらの新機能や改良はのうちの一つで、同アドオンを利用することで多フェーズ鋳造解析を包括的かつ直感的に処理することが可能であるだけでなく、鋳造工程そのものが容易なものとなります。』と語った。

STAR-CCM+ v8の主な改良点 - ユーザビリティ

  • Parts Based Meshing:ジオメトリエンティティのメッシュ定義を関連付けることができるようになるため、制御範囲の拡大や自動化の改善、ターンアラウンドタイムの削減などが可能になる。
  • New Surface Preparation:インポートされたCADデータ、特に大規模アセンブリファイルのクリーンアップにかかっていた莫大な時間を削減することができる。
  • JTOpen:JTOpen技術により、これまで数時間かかっていた複雑なアセンブリファイルのインポート時間が数分まで削減されます。
  • GUIの変更

STAR-CCM+ v8の主な改良点 - パフォーマンス

  • ラグランジアン及び個別要素法の動的負荷調節によりサイリスタデバイスやICエンジン、あるいはケミカルスプレーのような事例における計算時間が2.5倍短縮される。
  • 代数的マルチグリッド法の改良により、大規模な流体力学、あるいは空力音響解析などの条件下で、劇的に解析時間を削減する。

STAR-CCM+ v8の主な改良点 - 新規対応

  • STAR-Castアドオン:鋳造解析アドオン
  • Fluid Film Modelにおいて、新たに移動座標系モデルが使用可能になった。

詳細情報は以下のリンクから
http://www.cd-adapco.com/news/2013/02-27_starccmv8.html