Siemens PLM Software社がTeamcenter 10を発表

2013年 6月10日

Siemens PLM Software社 アメリカ テキサス州 プラノ 2013年6月4日 ── Siemens PLM Software社は6月4日、デジタルライフサイクル管理のソリューションとして世界で最も広く使われているTeamcenterプラットフォームの最新版となるTeamcenter 10のリリースを発表し、同時にその導入を容易にするためのアプリケーションの取り組みを新たに発表した。今回の新しい取り組みでは、Teamcenterアプリケーションが特定のバージョンのTeamcenterプラットフォームへの依存をなくし、これによってユーザーに対して最大で3倍も早くソリューションを提供することが可能になるとともに、それぞれの顧客が新規アプリケーションの導入と同時にプラットフォームをアップグレードする必要がなくなった。この変更によって、企業はPLMへの投資をより早く回収できると期待されている。

Siemens社は、この1年でいくつものアプリケーションを発表しており、例えばその内のBriefcase Browser、Substance Compliance、Product Cost Management、Quality Management等のソリューションは、過去のTeamcenterプラットフォームで利用できるように既に改善された物である。

Siemens PLM Software社のシニアバイスプレジデントEric Sterling氏は、『メインのプラットフォームのバージョンに依存しない、独立したアプリケーションをリリースすることによって、顧客が非常に簡単にPLMのソリューションを利用できるようになり、市場の流れを変えることができるでしょう。PLMを活用するのであれば、変わりゆく要求に素早く対応できなくてはなりません。弊社の新技術によって、PLMアプリケーションは複数のTeamcenterのバージョンで利用できるようになりました。多くのユーザーに使って頂けるからこそ、弊社もソフトウェア開発に注力できます。結果的に最新で最適なPLMソリューションを提供することにつながり、顧客のビジネスを支援することができるのです。また、顧客が自身のPLMへの投資をより早く回収し、競争に生き残るための原動力を得ることにもつながるでしょう。』と述べている。

Teamcenter10は今月後半のリリースを予定しているが、Briefcase BrowserやSubstance Complianceを初めとする一部のアプリケーションについては既に利用可能となっている。

Teamcenter 10についてのより詳細な情報は以下のURLから
http://www.siemens.com/plm/teamcenter