CIMdata社が「PLM動向レポート」を刊行

2013年 7月16日

2013年7月10日 アメリカ ミシガン州 アナーバー ─── PLM戦略マネジメント・コンサルティング企業のCIMdata社は7月10日、同社が刊行している「CIMdata PLM Market Analysis Report Series」(MAR)シリーズの一つである「CIMdata 2013 PLM Industry Review and Trends Report」を刊行した。同シリーズでは、主要なPLM関連企業の売上情報などに代表されるPLM業界の主だった傾向や課題、および地域や業種、市場の拡大に伴う過去と将来のデータについての収益分析結果がまとめられている。

MARシリーズを構成する5レポートの概要

1.CIMdata 2013 Executive PLM Market Report

2012年におけるPLMマーケットの投資データチャートと2013年から2017年までの予測データに基づく世界市場分析。

2.CIMdata 2013 PLM Industry Review and Trends Report

PLMソリューションプロバイダとエンドユーザが直面する主要な課題について定性的に分析することにより、2012年に起こった市場の変化と、その変化がそれぞれ短期・中期・長期的にどのような影響をPLM市場に与えるかを分析。

3.CIMdata 2013 PLM Market and Solution Provider Analysis Report

PLMマーケットの全体、業種別のツールやcPDmなどの重要な機能別要素、およびデジタルマニュファクチャリングなどについての動向予測。CIMdata社によるPLMソリューションプロバイダの2013年から2017年にかけての売上予測。

4.CIMdata 2013 PLM Market Geographic Analysis Report

2012年の主要な地域別マーケット分析結果。

5.CIMdata 2013 PLM Market Industry Analysis Report

業種別に見る2012年PLMマーケット分析結果。八つの業界別(航空宇宙・防衛、自動車・その他交通、電気・通信、成形加工、パッケージ商品、石油化学、建築・土木、インフラ・造船)に見るPLMおよびcPDm業界動向予測。

CIMdata社のリサーチ部門バイスプレジデントのStan Przybylinski氏は、『2012年のPLMマーケットは、上半期は力強いスタートを切ったものの、下半期になるとその成長は緩やかなものとなってしまいました。サブセグメントレベルでは、機械CADの低い成長率と対照的に、シミュレーション部門はその驚くべき成長率によって、製品開発のライフサイクルにおける重要性の増大を示しています』と述べている。今回のレポートではPLM業界の現在の傾向と、それに対する投資家やサプライヤに与える影響などに関するCIMdata社の見解が述べられている。

CIMdata 2013 PLM Industry Review and Trends Reportでは、さまざまな新しい技術の導入が、業界を構成する企業が製品開発に際して行う意思決定にどのような変化をもたらすか、という点にフォーカスしており、以下に挙げるようないくつかのトレンドについて述べられている。例えば、解析ソリューションの販売数は増えているものの、解析ソリューションがより幅広い領域で、また製品開発サイクルのより早い段階で利用されるよう"一般化"されるためには、いまだに高い壁が存在する。また、近年問題になりつつあるいわゆる"ビッグデータ"は、ユーザがPLMの導入についてのより広範な情報を知るよい機会となっている。例えば、PLMソリューションならば、その革新的なインターフェースによって、ユーザが自身の必要とするデータに対して即座に、かつ容易にアクセスできるようになる。また、携帯端末用のアプリを利用すれば、ユーザは自身の意思決定に必要となるデータを世界中どこからでもアクセスできるようになる。

CIMdata社のMARシリーズ 詳細情報