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MSC Software社が「Adams 2014」をリリース

2014年9月1日

2014年8月25日 アメリカ カリフォルニア州 ニューポートビーチ ―― 解析ソフトウェアとサービスに関する世界的なリーディングカンパニーとしてその名を知られるMSC Software社は25日、「Adams 2014」をリリースした。
これまで、有限要素解析ソフトウェアとシステムダイナミクスとを結びつけるソリューションが存在しなかったため、機械システムの設計と試験を効率的に行うことはエンジニアの悩みの種であった。この種の問題に対応するべく「Adams 2014」では、ネイティブ非線形パーツモデリング・解析機能を新たに導入すると共に、「Adams」と「Marc」間で連携して非線形解析を行えるようになっている。また、自動車業界向けに「Adams/Machinery」用「Cam」モジュールの導入や「Adams/Car」における車両モデルの拡張などが実施されている。

ネイティブ非線形パーツモデリング・解析機能
「Adams 2014」では、大規模変形用ネイティブモデリングオブジェクトの「FE Parts」が導入されている。絶対節点座標法(ANCF法)およびGeometrically Exact Beam Formulation(GEBF法)に基づく定式化オプションを利用し、「FE Parts」は、複数の部品から構築される幾何(きか)的に非線形な要素にかかる動的な負荷を、従来よりも精密に計算できる。「FE Parts」は3次元的な梁(はり)の記述も可能であり、通常は2次元要素として扱われる梁のような構造物を幾何的な完全な非線形表現で記述ができる。「FE Parts」の作成や表示、修正は「Adams/View」から行い、同時に導入される「FE Load」とあいまって、特定の条件で行ったモデリング処理で8時間30分もの短縮を実現している。
この新機能について、ChryslerグループVirtual ToolsエンジニアのJoseph Little氏は、「新しく導入された『Adams』非線形梁機能によって、モデルの非線形な接触や追従の検証を、解析時間を増加させることなく、容易に行うことができます。従来であれば非線形ボディを作成するか、複数コンポーネントによる表現が必要であったようなさまざまな状況を、梁要素で表現が可能。これにより、解析時間を削減しながらパラメーター化を推進することができます」と述べている。
「Adams-Marc」連携解析
新たに導入される「Adams-Marc」連携解析機能は、「Adams」ユーザーにとっては幾何的ないし物性的に非線形な振る舞いを取り入れることでモデルの精度を向上させることができる。一方、「Marc」ユーザーにとってはより現実に即した境界条件を用いてコンポーネントを解析することが可能となる。両ソフトウェアが連携することにより、非固定な線形部品をFEA環境でなく「Adams」上で計算処理が可能となるため、非線形有限要素解析に費やす処理時間を大幅に削減できる。
新しい連携解析機能について、Litens AutomotiveグループチーフエンジニアのSteve Jia博士は、「『Adams-Marc』連携解析は、『適切な結果を適切な時間で』という我々の基本指針を上回るものでした。計算時間が90%も削減されたにも関わらず、先進的な非線形有限要素解析を用いた最適化は非常に実用的です。この新機能は非常に大きな価値があるだけでなく、我々の製品開発にとって非常に大きなインパクトをもたらすことでしょう」とコメントしている。
「Cam」モジュール
設計プロセスにおけるコスト削減と、最終製品におけるパフォーマンスの双方にインパクトのあるカム・カムフォロワシステムの最適化に有効な「Cam」モジュールが、「Adams/Machinery」へ新たに導入されている。この「Cam」モジュールはカムとカムフォロワシステムのモデリングを改善するもので、さまざまなカム形状やフォロワモーション、フォロワ形状の組み合わせで構成されている。「Cam」モジュールの導入により、対象となるカムメカニズムの動作やカムプロファイルの設計変更が従来よりも容易に行えるようになると共に、カムフォロワの加速を最小化または最大化するよう動作を最適化するような場面で効果を発揮する。
「Adams/Car」における車両モデルの拡張
  • 安定性テスト条件の追加
    致命的な状況を引き起こす横転事故における乗員保護問題に対して、「Adams/Car」は新たに「Embankment」、「Corkscrew」、および「Sand Bed」の三つの横転安定性テスト条件を追加している。
  • FTire Animation
    さまざまな路面状況でタイヤがどのように転がるかをより適切に解析し、表示を目的として「FTire Animation」機能が新たに導入されている。この新機能により、内蔵された「Adams/PostProcessor」を利用し、「FTire」内で接地圧とタイヤの変形力をアニメーション表示できる。
  • SmartDriver機能の拡張
    より重要性を増している仮想的な車両性能やハンドリング性能のテストへの要望にこたえるため、「SmartDriver」では、手動制御による後進テストのサポートや、よりスムーズなスロットリングとブレーキ信号の発信や対象の継続的な加速を可能とするよう、速度プロファイルの平滑補間手法の改良などが実施されている。

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