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ANSYS社が「ANSYS 16」をリリース

2015年2月2日

2015年1月27日 アメリカ ペンシルベニア州 ピッツバーグ ―― ANSYS社は27日、Internet of Things(モノのインターネット)を加速させる原動力となる、ソフトウェアとハードウェア間での相互作用のシミュレーションから先進の構造材料の全方位的なより良い理解に至るまで、さまざまな解析を通じて革新的な製品開発を支援する、「ANSYS 16」をリリースした。

ANSYS 16の新機能には、複雑な電子機器製造業におけるサプライチェーンと設計プロセス全体を通じた電気的性能・信頼性の検証機能が含まれており、Internet of Thingsをより促進するものとなっている。
また、ANSYS 16では構造や流体、電子機器からシステム全体に至るまでの同社の製品ポートフォリオ全体にまたがっての大規模な機能強化が行われており、完全なバーチャルプロトタイプの検証を可能としている。

ANSYS社CEOのJim Cashman氏は、「グローバルに展開する企業は既に、実績ある構造解析と高性能コンピューティングソリューション、および統合モデリング環境におけるエンジニアリングシミュレーションの基準として、ANSYSを取り入れています。ANSYS 16.0は、我が社の45年の歴史に基づき、さらに画期的な機能を提供します。これらの新機能を活用することで、顧客企業は物理的な試作品に依存する必要性を大きく削減し、より素早く新製品を市場へ投入することが可能となるでしょう。また、この新バージョンの能力を完全に活用することで、自身の製品が有望かどうかを見積もることができるでしょう」と語っている。
また、乳幼児向けの革新的な製品開発で知られる4moms社メカニカルエンジニアのRobert Terhune氏は、「ANSYS社の製品は既に我々の製品開発プロセスにとってなくてはならないものであり、ANSYS 16.0の新機能には非常に期待しています。実物試験に加えてコンピュータ上でANSYS社のシミュレーションソフトウェアを用いて試作品を検証することで、より高いレベルのイノベーションを達成しながら、低コストかつより迅速な市場への投入が可能となります」と述べた。

主な新機能

電子機器の接続機能
Internet of Thingsに代表される、電子機器の接続の拡大には、ハードウェアとソフトウェアの信頼性に関するより高い基準を必要とする。ANSYS 16.0は、設計プロセスと複雑な電子機器製造業のサプライチェーン全体を通じて電子機器の信頼性と性能を検証する機能が追加されている。
新バージョンで導入される新機能の一つとして、「ANSYS Electronics Desktop」が導入される。電磁気、電子回路およびシステム解析機能を単一のウィンドウへ統合することにより、シームレスな作業環境で生産性の最大化およびユーザーへのベストプラクティスを保証する。
ANSYS 16.0におけるもう一つの重要な新機能は、3次元部品の作成と、より巨大な電子機器アセンブリへの3次元部品の組み込みへの対応である。このモデリングアプローチによって、複雑さを増す無線通信システムの作成を支援する。シミュレーション可能な3次元コンポーネントはライブラリファイルとして保存されるため、境界条件や材料プロパティを適用することなくより大きなシステム設計への組み込みが可能となっている。
Sarcina Technology社社長のLarry Zu氏は、「モノのインターネットはほとんど全ての製品の設計手法を変えるでしょう。Sarcina Technologyの高性能で用途に特化したICやPCBにとってまたとない挑戦です。ANSYS 16.0の先進性によって我々の製品はより高速かつ高信頼なものとなり、モノのインターネットに関わるコンポーネントの接続に対応できるでしょう」とコメントしている。
構造材料の全方位解析
構造性能とデザイン性を改善しながら重量を削減することは多くのエンジニアが直面する難題である。板金のような薄い材料や、複合素材のような新素材はこのような問題の解決策となりうるが、同時に解析を困難なものとする。板金や鋼板は要求される構造強度を確保しながら重量を最小化するために広く用いられてきた伝統的な材料である。ANSYS 16.0では、これらの薄い材料のモデリングと全体構造における接合様式定義を促進する。
また、ANSYS 16.0では複合素材を用いた設計のための新機能とその結果の確認のための包括的なツールが導入されている。複合素材は劇的な重量削減を可能とするが、非均質的な性質と製造に伴うバラつきのため、性能を最適化できるようにモデリングすることは難しい。
加えてANSYS 16.0では、シール材や制振ダンパーとして用いられる、ゴムに代表される高分子弾性体向けの先進的なソリューションを導入している。シール材は他のパーツと組み合わされて大きく変形するため、高度な解析を必要とする。ANSYS 16.0は、ユーザーが手動で解析を止めることなく、変形の大きな部位に対して適応的な再メッシュが行える機能を搭載している。 複数部品間での干渉解析についても数多くの機能拡張が行われ、困難な非伝統的材料への適用可能性を広げている。
IRRAs Technology社共同創設者兼R&D部門長のMathieu Sanchez氏は、「脳動脈瘤でのステントの展開をモデリングする際に、ANSYS 16.0で導入された干渉解析の改良は非常に役立つでしょう。また、より良い接触マネジメントと新規に導入された可視化・カスタマイゼーションツールは、エンジニアリングシミュレーションによる利益を外科手術へもたらす上でも大きな助けとなるでしょう」とコメントしている。
また、ANSYS 16.0ではソルバパフォーマンスを強化し、ユーザーが結果を得るまでの時間を短縮している。 Intel社Workstations and High Performance Computing部門統括マネージャーのCharles Wuischpard氏は、「Intel社とANSYS社との緊密な協力関係の結果として、『Xeon Phi』コプロセッサによってWindowsユーザーのHPCへのニーズに応えられる『ANSYS Mechanical 16.0』をANSYS社から提供されることを喜ばしく思います。このリリースでは、XeonプロセッサとXeon Phiコプロセッサが持つ性能を最大限に活用することで、解析パフォーマンスを新しいレベルへと導きます。同時にこの発表は、我が社のHPC製品に対する注力度合いを改めて強調するものです」と述べている。
複雑な流体解析エンジニアリングの単純化
企業が市場シェアを拡大するべく製品を革新し続けるうえで、複雑さを増す設計と物理現象を従来よりもさらに短い時間でエンジニアが逐一習得することはより困難なチャレンジとなっている。ANSYS 16.0は、複雑なモデルの流体力学解析時間を最大40%削減する。
このリリースでは、設計最適化のために、アドジョイント最適化テクノロジーを活用し、より実践的なものとすることでさらに所要時間を削減する。新しいアドジョイントデザイナーツールは、複数の目的による拘束条件付きの形状最適化を可能とする。アドジョイントソルバが利用可能で、5千万セルものモデルを扱うことができる。
ポンプやファンからコンプレッサおよびタービンに至るまで、あらゆる種類のターボ機械を設計するエンジニアにとって、数千ものCPUコアがもたらすHPCスケーラビリティーは解析速度の大幅な改善という利益をもたらすだろう。さらに加えて、ブレード列間の過渡的な相互作用モデリングにおける継続的な改善によって、航空機用エンジンや発電用タービンのような回転機械に生じる複雑な非定常流現象を解析することができるようになるだろう。
モデルベースシステムおよび内蔵されたソフトウェア開発
多くの企業がエレクトロニクスや機構的なサブシステムおよび内蔵ソフトウェアを含むシステムに基づくイノベーションによる成長を経験している。このトレンドは多くの困難をもたらし、これらの複雑なシステムの設計と開発の手法は変わりつつある。ANSYS 16.0では、システム開発者および内蔵ソフトウェアの双方に新機能を導入する。
ANSYS 16.0ではモデリング能力を拡張し、ハードウェアとソフトウェアエンジニアがシステムの複雑さとサブシステムの動作を規定できるようになった。これは、システムがより複雑になるにつれてより多くの動作定義を要するようになったために非常に重要な改良である。統合プロジェクトにおいて、システムとソフトウェアの開発者がより協力し合えるようになるため、開発期間と労力を削減することができる。ANSYS 16.0はこの種の必要性に対して遷移図モデルの追加によって対処する。 航空業界向けに、ANSYS 16.0では最高レベルの安全性への要求を満たすために、「DO-178C」に含まれるツール資格文書の「DO-330」の要求を満たすモデルベースアプローチを導入する。「DO-178C」は、全ての商業用ソフトウェアベースの航空宇宙システムに対してFAAやEASA、カナダ輸送局などによる運用が予定されている新しい文書である。ANSYS 16.0はこの新しい認証要件に適合する初めてのツールとなる。
単一化された連成解析環境
ANSYS 16.0では、連成解析を行う際の障壁を低くする革新的な没入型解析環境の「ANSYS AIM」が導入されている。AIM解析は、組織全体からアクセス可能で直感的な環境の中で、実績あるANSYS社のテクノロジパッケージを用いて解析を実行する。AIMによって導かれる解析プロセスパラダイムは、高いレベルの自動化を実現し、エンジニアリング上のベストプラクティスを自動化するためのカスタマイゼーションを行う機会を提供する。

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