KISTERS社が「3DViewStation WebViewer 2015」をリリース

2015年11月 2日

2015年10月21日 ドイツ アーヘン ―― KISTERS社は2015年10月21日、同社のCADデータビューアー「3DViewStation」シリーズのブラウザー版となる「3DViewStation WebViewer 2015」をリリースした。3DViewStation WebViewerは、高速な3D表示と優れた解析能力、およびデジタルモックアップ機能(DMU)を備えている。

タブレットPCやスマートフォンから使用できるため、場所を選ばず、いつでもデータを確認できる。また、クライアントソフトウェアのインストールも不要である。加えて、3DViewStation WebViewer 2015は既存のデスクトップ版と同等のパフォーマンスと、同一のAPIを使用できることを特徴としている。

3DViewStation WebViewerは、モバイルデータ接続を用い、スマートフォン上でも5万点以上の部品からなるアセンブリを高速で表示可能となっている。提供される機能はズームやパン操作、回転や選択などの一般的な操作にとどまらない。デスクトップ版の3DViewStationと同様、WebViewer版においても複雑なモデルの選択や計測操作、寸法の追加や抜き勾配解析を行える。加えて、WebViewer版とデスクトップ版の双方で、参考用幾何形状の作成や座標系や注記の追加が可能である。

新規WebViewer版に加えてデスクトップ版、およびActiveX版の全ての3DViewStationコンフィギュレーションに対して、高機能なXMLベースのAPIが追加されている。このAPIは、PLMやERPシステムをはじめとしたさまざまなソフトウェアやワークフローと3DViewStationとの間での連携を可能とするものである。

同APIは同時に、製品構成ソリューションとして効率的に利用できる。個々のパーツに対して変換マトリックスを用いることで、動的にアセンブリデータをロードし、修正を行える。