ローレンス・リバモア国立研究所が金属3Dプリント用新技術の「Direct Metal Writing」を開発

2017年 4月 4日

ローレンス・リバモア国立研究所 2017年3月31日

ローレンス・リバモア国立研究所は2017年3月31日、新たな金属3Dプリント手法となる、「Direct Metal Writing」を発表した。粉末冶金法に基づく従来の3Dプリント手法では間隙や欠陥の発生が避けられなかったが、Direct Metal Writing法では、金属インゴットをペースト状となるまで加熱し、核となる固体金属粒子が液体で包み込まれた半固体状態とした材料を用いる。せん断減粘性材料と呼ばれるこの状態では、負荷のない状態では固体として振る舞うが、外力が加えられると液体として振る舞うようになる。エクストルーダーから射出された後はそのまま固化し、冷却に伴って硬化するため、酸素含有量と残留応力を共に抑制できる。

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