Carol Bartz、Autodesk CEOを退任
先週Autodeskは、同社現COO(最高執行責任者)Carl Bassを社長兼CEOに任命(2006年5月1日就任)したことを発表した。Bass氏は同社の取締役会役員にも即時任命された。1992年4月からCEOを務めているCarol Bartzは同社初の取締役会会長に就任する。
昨年あたりから、AECNews.comやCADWire.netといったCADメディア組織はBass氏がBartz氏の後を受け、このCAD業界最大企業のリーダーとなることを予測していた。そして同社史上の大きなマイルストーンとなった売上10億ドル突破が2005年に起った。確か、これはCarol BartzがAutodeskの社長に就任した際に確約した目標であった。目標が達成され、彼女はおそらくこれが退任の時だと考えたのだろう。
同社の発表でCarol Bartzは「Carl Bassはこの業界でもっとも尊敬すべきエグゼクティブの一人であり、Autodeskの成功に欠かせないリーダーとしての役割を担っている。」と述べた。
さらに「彼は業界やビジネスについて深い知識と、カスタマ、そしてカスタマが日々直面しているニーズに対する鋭い理解を持っている。」と続けた。
Bartzは退任のタイミングは個人的な理由が主であると告げたが、おそらくその通りなのであろう。Autodeskの役員を含め、誰もが彼女のリーダーシップに満足していたに違いない。しかし、非常に強いプレッシャーを背負った14年間を経て、彼女自身として、プロフェッショナルあるいはプライベートな人生で別の道を選びたくなったのだろう。彼女は取締役員会会長として引き続きAutodeskにとどまるが、おそらく同社の日々の経営に対してはあまり関わらなくなるだろう。
Bassは1993年、Ithaca Software (HOOPSグラフィックディスプレイテクノロジの開発元)の買収と共にAutodeskに入社した。2年前にAutodeskのCOOとなり、Autodeskのコアビジネスにおける販売、マーケティング、製品開発全般を任された。COOを務める前は設計ソリューショングループの上級副社長であった。また、最高戦略責任者、最高技術責任者、新興ビジネス担当上級副社長も歴任し、まさに数年をかけて着実にトップの座へ上ってきたと言える。