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Autodesk Inventorは、ファンクショナル デザイン(機能性設計)という画期的な設計環境を実現しているため、設計者は製品設計の問題解決に集中できます。また、DWG形式との互換性があるため、過去の2Dの設計資産を活かせます。 |
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産業機器などの大規模なアセンブリの場合、何万ものパーツ、何百ものサブアセンブリから構成されるのが一般的です。大規模アセンブリで 3D 設計の利点を実現させるには、より一層の表示制御が必要になります。 Inventor 11では、どの程度のモデルデータをメモリにロードし、どの程度を無視するかを制御できます。
詳細レベル リプレゼンテーションを使えば、モデルを開いたときに、どのパーツをメモリにロードするか、ということを選択できます。また、画面右下に表示されるキャパシティ メーターを使えば、作業中のメモリ消費を監視できるので、表示を完了するためのメモリにロードするデータ量を調整することができます。常に同じコンポーネントで作業する場合、あるいは複数のモデルとの間で作業する場合には、詳細レベルリプレゼンテーションを作成することによって、同じメモリ設定をすばやくリロードすることができます。
Inventor 11では、x64 プロセッサ アーキテクチャ、すなわち AMD64 または Intel EM64T を搭載したPCで動作させることができるようになりました。これにより、利用可能な仮想メモリが32 ビットプロセッサの限度である 3GBから4GB に増え、より大規模なアセンブリを扱うことができるようになります。
このように、Inventor 11 を使えば、大規模アセンブリを設計する際に、 3D 設計の利点を最大限に利用することが可能です。
類似構成の製品を設計する場合、従来はマスターとなるアセンブリをコピーして利用するしか方法がありませんでした。しかし、コピーでは、コピー元モデルとコピー先モデルとの関連はないので、マスターモデルに設計変更があっても反映されません。従って、設計変更漏れなどのミスが発生しやすくなります。
Inventor 11ではアセンブリ コンフィギュレーション機能が搭載され、ひとつのマスターアセンブリから、類似構成のアセンブリを複数作ることができます。この機能は、iPartと同じ仕組みです。パラメータ違い、表示のON/OFF、他のコンポーネントとの置き換えなど、さまざまな必要条件を設定するだけで、類似構成のアセンブリを作成できます。その際、各構成部品の命名規則も設定可能です。この機能を利用すれば、マスターとの関連は維持されるので、設計変更にも確実に対応できます。
もちろん図面化の際には、複数作成したアセンブリの各バリエーションごとの図面を作成し、部品表を表示することも可能です。
Inventor 11 では、ロフトやスイープなど、曲面を作成するフィーチャの機能が大幅に強化されました。主なものとしては、点を使用したロフト、N サイド パッチ、断面の方向を選択できるスイープ、軌道を指定したロフト、G2 接続のフィレット、フルラウンドフィレット、面間フィレットなどがあります。これらを使用することで、特に鋳物や型などの設計に効果を期待することができます。
また、ジオメトリ分析ツールも改良され、従来より精密に面の状態を確認することが可能です。
Inventor 11 では、3D スケッチ ツールの機能が強化され、従来以上に正確な3Dスケッチを作成することが可能になりました。また、2D スケッチで使用しているような 寸法記入や拘束追加等ができるようになるとともに、スプラインのコントロール機能も強化されています。
強化された主な機能は、以下のとおりです。
[スムーズ(G2)] 拘束 :線分、円弧、スプライン間で G2 接続(2つの要素が実は分割されてはいないように見える連続性)に設定できます。
サーフェスへの投影 :選択した面にカーブを投影します。投影オプションとしては、[ベクトルに沿って投影]、[最も近い点に投影]、[サーフェスにラップする]の3種類です。
3D 交差曲線 :平面で交差する 2 つのカーブから 3D カーブを作ります。あるいは、ひとつの平面カーブとひとつのサーフェス、または交差する 2 つのサーフェスから、交差カーブを作ることもできます。
ボウタイでのスプライン制御 :3Dスケッチもボウタイ ハンドルでスプライン形状を調整できるようになりました。
パーツモデリングは、デザイン、人間工学、製造要件といった設計条件を持つ鋳造部品や樹脂部品の形状を作成するための機能強化が行われました。ロフトやスイープの形状作成や境界での接続条件を制御するオプションが追加されています。
ロフトおよびスイープのオプション
サーフェス パターン ミラー
サーフェスをミラーおよびパターンすることができるようになりました。
サーフェスのトリム/延長
サーフェスをトリムまたは延長する機能が追加されました。
新しく搭載されたスカルプ機能を用いると、フェースや曲面を組み合わせて簡単にソリッド形状を作成することができるようになります。唯一の制約条件は、これらのフェースや曲面が隙間の無いように空間を取り囲んでいること。スカルプを用いて、新規にソリッド形状を作成したり、既存のソリッドに形状を追加したりすることができます。
また、既存のソリッドから曲面を用いて、形状を削り取ることもできます。ステッチとは異なり、面を相貫線でトリムをする必要が無いので、モデリングの手間が省け、効率的にソリッド形状が作成できます。
フィレットに 2 つの新しいタイプが追加されました。フル ラウンド フィレットと面フィレットです。また、プレビューによって、作成完了前に形状を視覚的に確認しやすくなりました。
面間フィレット:面と面の間にフィレットを作成できます。従来のエッジを使用した方法では不可能だった形状を作成できます。2 つの面は接触している必要がなく、離れた位置にあっても途中の形状やエッジを丸め込んで、フィレットを作成することができます。また、形状変更の際も、エッジよりは曲面の方が変更になる確率が低いことから、面−面フィレットの方がおおむね形状変更に対して影響を受けにくくなります。
フル ラウンド フィレット:リブや同等の外形形状の先端を丸める、あるいはキャッピングする新しいオプションです。従来のエッジフィレットでは難しい、あるいは不可能だった、隣り合う3つの曲面群に可変Rのフィレットを作成します。
エッジの連続性:隣接する面と曲率連続(G2連続)のフィレットを作成することができるようになりました。これにより、外観品質が重視されるような形状に対して、曲率が連続となる滑らかなフィレットが作成できます。
従来より少ない手順で作業点や作業軸を定義できるようになりました。
サ−フェスに対して直角な軸の作成:選択した作業点を貫通し、選択したサーフェスに垂直な作業軸を作成できます。点は、サーフェス上にある必要はありません。
ループの中心点:複雑な形状でも、閉じたエッジやスケッチの中心に作業点を作成できます。
3D スケッチ点:3D スケッチでも、スケッチ点を作成できるようになりました。これまで以上に思いどおりのスケッチを描くことが可能になります。
ジオメトリに平行な作業軸:選択した作業点を貫通し、選択した直線状のジオメトリ(軸、エッジ、スケッチ)に平行な作業軸を作成できます。
作業軸の長さ:作業軸の長さを調整できるようになりました 。
Autodesk Inventor Professional の機構解析機能により、動的な機構を持つアセンブリ モデルのあらゆる挙動を、リアルにシミュレーションすることが可能です。
Autodesk Inventor Professional のシミュレーション機能によって、機構部の動的な挙動を解析できます。Inventor のアセンブリ拘束条件をそのままジョイントとして使用して、機構を構成する各コンポーネントの位置、速度、加速度、荷重を解析することができます。モーション拘束はライブラリ化されており、簡単に拘束条件を設定できます。また、ばねやダンパーを追加し、各ジョイントに適用する摩擦係数を定義することもできます。
グラフ化機能が搭載されているので、力や加速度などのプロパティが機械の動作サイクルを通じてどのように変化するかを検討できます。位置、力、加速度などのパラメータを時間に対してプロットします。同じグラフ上に複数のプロットを作成すれば、シミュレーション サイクルの各時点で異なるプロパティを比較できます。
XYプロット データをMicrosoft Excel のワークシートにエクスポートすることができます。これにより、解析結果報告書やプレゼンテーションなどに利用することが可能です。
コンポーネント ジェネレータおよびメカニカル カリキュレータのユーザ インタフェースが改善され、より使いやすくなりました。
駆動伝達装置:コンポーネント ジェネレータに、ベルトとプーリが追加されました。これにより、正確な駆動伝達装置を定義できます。これらにベアリング、止め輪、キーおよびキー溝、ギアなどを追加し、プレビュー上で駆動させるなどして、従来より簡単に駆動シミュレーションを行うことができます。また、V-ベルト ジェネレータが追加されたことにより、ベルト駆動の設計が効率化され、固定、スライディングおよび仮想プーリ、単一または複数のベルト、およびベルトの中間面を簡単に調整できるようになっています。
ボルト締結:従来、ボルト締結のダイアログは独立していましたが、今回コンテンツ センターと統合され、使用するボルトやナットの選択がしやすくなりました。各コンポーネントはコンテンツ センターから取り込まれ、モデル上でプレビューすることができます。また、使用するコンポーネントを最終的に決定するまでは何度でも交換できるので、プレビューを繰り返しながら適切なコンポーネントを決定するという作業が可能となります。さらに、プレビュー中に 3D グリップも使用できるので、大きさも自由に変更することができます。
自動リミットは、長さ、距離、角度、直径、ループの長さ、面積、体積、質量など、重要な設計パラメータをセンサのように監視します。センサは、ドキュメント、フィーチャおよびスケッチ レベルで設定することができ、監視すべき値と上限、下限値を設定することができます。センサが設定されると、常に指定されたパラメータを監視します。指定範囲から外れた場合、画面上に条件の応じた色別のグラフィックを表示し、ただちに知らせてくれます。
新しくなった形状評価ツールを用いて曲面の品質や製造可否を確認することができます。また、これらの評価はモデルの中に保存しておくことができます。面評価と断面評価はパートのモデリング環境とコンストラクション環境のどちらでも使用できます。
設計モデルにたくさんの標準コンポーネントを追加する場合にオート ドロップ の挿入機能を使用すると、クリック 1 つでコンポーネントを配置でき、効率よく作業を進めることができます。カーソルを対象となる形状の上に置くと、オート ドロップが、コンテンツ センターに用意されているサイズの中から正しい寸法のパーツを選択してくれます。グラフィカルなプレビューにより、配置の操作も簡単です。
新しく搭載されたフレーム設計ツールを使用することで、機械の内部構造や架台のフレーム構造、足場や階段などの設計がより簡単になります。フレーム設計ツールは構造部材の選択、配置、端末処理を連続して行うことで、短時間で構造を作成できます。3Dのワイヤーフレーム、あるいはソリッド形状のエッジや頂点を構造部材の配置を定義するために使用可能です。
構造部材の断面を定義・編集するダイアログでは、複数選択やプレビューを使い、簡単に部材の配置ができるようになっています。また、よく使用される端末処理も用意されており、留め継ぎ、切り欠き、面止めトリムを簡単に行うことができます。
フレーム設計ツールは Autodesk Inventor の部品表と統合されており、構造部材の種類と長さによる集計や部品一覧、バルーン作成が簡単に行えます。
既存のパイプ コンポーネントをコピー
R10までは、配管、配線のアセンブリはコピーできませんでしたが、今回、コピーできるようになったので、既存設計の流用を簡単に行うことができます。チューブおよびパイプ設計機能の強化点は以下のとおりです。
ルート作成用スケッチツールの改善:ルート作成時に、寸法記入やジオメトリ拘束を使用できるようになりました。これにより、従来以上に正確なルートを作成できます。また、設計変更による修正も寸法編集やドラッグで簡単に行えます。
分岐継手:径違いのルートを、ひとつのルートに混在させることができるようになりました。これにより、より複雑な配管も表現できます。
Autodesk Inventor 11 には、 Autodesk Shape Manager を使って曲げの展開を計算する新しいシート メタル アンフォルダが含まれています。この新機能により、より速く、より優れたパフォーマンスが可能になるとともに、連続曲げ、内部タブ、非並行フェース カットおよび曲げに架かるフィーチャなど、内部曲げフィーチャを含むパーツをより効果的に、より速く、より正確に広げることが可能になりました。これはまた、今後の改良のための足がかりとなるソフトウェア アーキテクチャの改良といえるでしょう。
DXF 形式によるフラット パターンのアウトプットも、外部、内部およびフィーチャ プロファイル、および曲げライン、円弧中心および接線のための別個のレイヤでサポートされています。また、DXF アウトプットをコントロールすることによって、スプラインの概算、弦の公差、XML テンプレート編集など、より良い後処理が可能になります。
DWF ファイルをパブリッシュする際に、2D図面と3Dモデルをひとつのファイルとして出力できるようになりました。このファイルは、DWF Viewer 6.5 で表示することができます。
境界パッチ機能の改善: n 本の境界で囲んだ領域にサーフェスを作成できるようになりました。領域はソリッド モデル上でも曲面でも構いません。これは、他CAD等からインポートしたモデルの隙間を埋めたり、解析に渡すためのソリッドを作成したり際にも便利です。
作業平面での面の置換:面置換ツールが強化され、置換面として作業平面を選択することが可能になりました。
境界のトリム/ループ抽出:境界のトリム、ループ抽出をより簡単にできるようになりました。
サーフェス修復ツール:新しく搭載された境界ループ抽出および境界トリム ツールにより、欠陥のあるサーフェスを、隣接するサーフェス エッジを使って修復することが容易になりました。
ステッチ寸法公差:ステッチできる面の隙間を適宜変更できるようになりました。これにより、今までは無理だった大きめの隙間でもステッチが可能になります。
面のリフィット:既存の面と類似した面を作成できます。類似面作成後、元の面は削除することができます。これは、どうしても面の修復がうまく行かず、類似形状で代用したいという場合に便利です。
ワイヤフレームのプロモート:ワイヤフレームもプロモートできるようになったので、インポートしたデータを無駄にしません。
どのようなデータが変換できなかったか、内容を示す変換レポートが表示されるようになりました。また、レポートはファイルに埋め込まれますので容易に確認することができます。
また、サーフェスに色を設定できるようになりました。よりわかりやすく表示することができます。さらに、サーフェスデータをコンポジットとして1つにまとめることができるようになりました。今までの複数のサーフェスをまとめる時間の短縮や、より良いパフォーマンスが得られます。
多くの内部構造見直しにより、変換時のメモリ消費を削減することができました。これにより作業のパフォーマンスアップが実現しました。
コンテンツ センターのブラウザが改編され、コンテンツの検索が簡素化されました。サポートされるコンポーネント標準のそれぞれに対してフィルタが用意されており、また、独自のフィルタを作成し、各標準内で特定のコンポーネント タイプを制限的に検索することも可能です。
コンテンツ センター パブリッシング ツール
コンポーネント ジェネレータおよびコンテンツ センターで使うコンテンツを登録するためのツールが新しくなり、作業手順が簡単になりました。パラメータの設定および iMate の作成、マッピングなどの作業を対話方式で行うことができます。
より速く、より使いやすく。Inventor Studio を改良しました。
部品表エディタの機能強化により、アイテム番号、材料プロパティ、およびカスタム プロパティの変更操作が行いやすくなりました。
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バーチャル パーツ
部品表データが正確なら、購入品とそのコストの予測も正確になります。クリップやターミナル、タイラップ、ラベルといったようなモデルを作成しない場合がある部品のバーチャルパーツとして、ハーネスおよびケーブル アセンブリの部品表にリストすることが可能。手配用にも使用できる完全な部品表を作成できます。
ワイヤリストのインポートツールが強化され、参照情報の不完全な大容量データセットのインポートが容易になり、 AutoCAD Electrical との統合も簡単になりました。
インポート ツールが、欠損したコネクタ、ピン、ワイヤの定義を探知してからワイヤリストをインポートし、ワイヤリストを表示するようになりました。そのため、完全に定義されていないのは、どの参照指定、ピン、ワイヤ、ケーブルか、ということがわかるようになりました。リストを編集し、欠損した情報を追加してから、インポート手順を完了することができるので、最初から正しくインポートでき、前に戻って欠損したところを修復するのにかかる時間の無駄を省けます。
Autodesk Inventor Professional で作成したハーネスの配線情報をエクスポートし、AutoCAD Electrical で受け取って自動作図に利用できるようになりました。
コピー&ペーストの操作で、AutoCAD 上の図形を直接 Autodesk Inventor のスケッチ上に貼り付けることができるようになりました。これにより、AutoCAD データの再利用がより簡単になります。
作図のためのさまざまな機能が追加、または強化されています。
アセンブリ拘束診断:Design Doctor で、アセンブリ拘束の失敗を診断できるようになりました。[Design Doctor] ダイアログ ボックスで、“関連する拘束の問題”という処置を選択します。この処置により、拘束の失敗に関連している可能性のある最低限のコンポーネントだけを抽出し、問題の発見を容易にします。
ブラウザ上で作業フィーチャをグループ化して表示することができるようになりました。作業フィーチャの数が増えてくると、これまでは探しにくかったのですが、これからはフォルダで整理することができ、使用しやすくなります。また、フィーチャ同士の関連も確認することができます。
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