環境解析

BIMモデルを設計段階から作成すると、環境解析に活用することができます。BIMモデルはRevit、Archicadなどの3次元オブジェクトCADシステムとのデータ連携が可能なため、従来多大な時間を要していた解析モデルの作成時間を短縮することができます。

FlowDesigner

FlowDesignerは直感的な操作により「シンプルで使いやすい」を追求して開発されたCFDソフトです。
BIM連携により、さまざまなソフトの中で3次元化されたデータについての気流・温熱解析が可能です。順解析実施後、感度解析にも展開でき、設計目標により早く近づけます。

どこがBIMなの?

Revit、Archicadなどの3次元オブジェクトCADシステムとのデータ連携が可能なため、従来多大な時間を要していた解析モデルの作成や条件設定作業などを簡単・迅速に実施できます。

単体製品で利用した場合のワークフロー

  1. 解析の目的・利用法の決定

    解析形状・範囲は目的・利用法で変わる

  2. 形状モデリング・解析モデルの作成

    3次元メッシュを直接生成。制度・目的により作成時間は異なる(数時間~数日)

  3. 解析条件の設定

    風向、風速、吹き出し、吸い込みなど

  4. 数値シミュレーション

BIMを取り入れたワークフロー

  1. 解析の目的・利用法の決定

    解析形状・範囲は目的・利用法で変わる

  2. 形状モデリング・CADデータの作成

    DXF、STL、IFC、Revit形式など

  3. CADデータインポート・解析モデル作成

    3次元メッシュを直接生成(数十秒~数分)

  4. 解析条件の設定

    風向、風速、吹き出し、吸い込みなど

  5. 数値シミュレーション

ワンポイントCFD解析用パーツデータ

空気調和衛生工学会の換気システム検討小委員会内の「BIMワーキンググループ」内でCFD解析用パーツを流通させることが検討されています。解析用パーツとは、形状+物性で構成される部品のことです。
これまで各解析ソフトメーカーごとで開発されていた部品の機能を、今後は空調設備であればアネモやAHUなど、空調メーカーの製品仕様(サイズ、能力)に応じて用意するなどして標準化を行う予定です。これによって、解析ソフト内でのモデル作成の手間を省略し、設計者にも行いやすい環境の整備が目的です。

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