光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所様 導入事例

仮想化でBIMを快適に使いこなし、
クライアントとの密な
コミュニケーションを実現。

クライアントとの徹底的な対話を通じて、まちに調和する建築、インテリア、ランドスケープをつくり出すことを得意とする光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所。同社が求めたものは、設計・監理・施工・リノベーションまでの全ての工程を効率化させるBIMでした。BIMの柔軟な運用を目指した同社はGPU仮想デスクトップ、NVIDIA GRIDによるBIM on VDI構成を採用しました。

導入の経緯

  • クライアントと建築物のイメージを共有するための、建築企画・設計業務のデジタル化推進が課題に。
  • レンダリング時の無駄な待ち時間など業務効率が問題に。
  • BIM導入を検討しても、ワークステーションを一斉導入すると高コストになってしまう。

導入後の効果

  • VDI化により、低コストでのBIM導入を実現。
  • 打ち合わせ中にCG動画を作成するなど、クライアントとのイメージ共有がしやすくなった。
  • 3Dモデリングなどの作業効率を向上、社員の負担軽減にもつながった。

導入前の課題

BIM導入のハードルとなった高性能ワークステーションの一斉導入。
その解決策としてVDIを検討。

「当社の課題は、プロジェクトに関わる全ての関係者と密なコミュニケーションを取るために、企画・設計業務のデジタル化を一層進めることでした」と光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所のプロジェクトディレクター 大津和久氏は語る。

「プロジェクトに関わる全ての関係者の皆さんと建築物などのイメージが共有できていれば、企画・設計業務を円滑に進められますので、当社は“対話”を大切にしています。それには工程の随所で関係者の方々に分かる形で『見せる』必要があります。そんな時に、3次元モデルをもとにしてCGを作る、シミュレーションをする、図面を作る、といった関連工程を一括展開できる土台とも言えるBIMには大きな魅力を感じていました」。

しかしBIMと関連ツールを運用するためには高性能なワークステーションが必要なのに対して、約60名の社員全員のマシンを一斉に更新することはコスト的にも工数的にも現実的ではなかったという。

同社では、BIMの活用を進めつつインフラコストを抑えるために二つの案を検討した。一つは部分的に高性能ワークステーションを導入していくこと。しかしそれではデータの引き継ぎに問題が起きると考えられた。複数の担当者が作業を分担して進めるにあたり、担当AとBでマシン性能の差によって、Aでは快適に動くものがBでは動かないといった事態が予想されたからだ。

「そこで提案を受けたのがBIM on VDIでした。VDIであれば、マシン負荷の軽い作業はそれぞれの担当者が個人のPCで行い、重い作業をする時はVDIに切り替えるという方法で、必要な時に必要な性能のマシンを快適に使える環境が構築できそうだと思いました」(大津氏)。

こうしてBIM on VDIの提案を前向きに検討しはじめた同社だったが、実際の導入にあたってはいくつかの不安があったという。

プロジェクトディレクター
大津和久氏

選定のポイント

3次元モデルやCG動画で、安定稼働できるか?
実際の検証環境で、安定稼働を確信する。

関連ツールの選択については、同社のような設計業務を主とする用途のVDIではNVIDIA GRID以外に選択肢はほぼなく、BIMソフトウェアについてもAutoCADのヘビーユーザーだったことからRevitを選択したという。一方で、検証と導入・運用支援については不安を感じていた。企画・設計業務に3次元モデルやCG動画を積極的に取り入れている同社スタッフ東條巌氏は次のように語る。

「問題は、Revitが本当にVDIで快適に使えるのか、その性能と安定性が分からなかったことです。仮想デスクトップというのは遅延のリスクが想定されますから、高精細グラフィックで3次元モデルやCG動画をガリガリ動かすような用途で、本当に使い物になるレスポンスを安定的に確保できるのか、という不安がありました」。

そこで、同社では、当時付き合いのあったPCメーカーに相談したという。同社 アソシエイトの吉田博則氏は次のように説明する。

「PCメーカーさんでは、ハードウェアについては詳しいのですが、BIMソフトウェアについては専門外で、RevitがVDI環境で安定稼働するという確証が得られませんでした。そこで、10年来の付き合いがある大塚商会さんに相談しました。ハードウェアだけでなくCADの専門家もそろっていますので、実際に使用するBIMソフトウェアや関連ツール、さらに当社の規模、環境に合わせたGPU、メモリーなどのハードウェア・VDI環境の設計を検討してもらえました。実際の使用条件に即した検証環境も用意いただき、使ってみて“これならいける”と導入を決めました」。

アソシエイト
吉田博則氏

こうして同社では、BIM on VDIの導入を大塚商会に依頼することになった。技術検証以外にも、大塚商会を選定したポイントがあったようだ。

「他社さんでは、ITの専門用語で説明されるところを、大塚商会さんは我々に分かりやすく翻訳してくれました。また、大塚商会さんとは10年以上のお付き合いになりますが、担当者がころころ変わることもなく、我々のことをよく理解して分かるように説明してくれますし、困った時ほどすぐに対応してくれるという安心感がありました」(大津氏)。

導入後の効果

レンダリングの無駄な待ち時間を解消。
社内のどこからでも、必要な時に必要な人が、マシンを使える環境に。

導入して実際に得られた効果はどのようなものだったのだろうか。

「BIMを導入して、クライアント含め関係者の方々とのコミュニケーションと企画・設計業務は円滑・迅速になりましたね。打ち合わせ中に簡易なCG動画を作成してご確認いただく、といったこともできるようになりました。また、GRIDを使ってGPU仮想デスクトップにしたことで、物理ワークステーションを導入した場合よりも低コストで、多くの社員が快適にRevitを利用できるようになりました。今のところ10人ぐらいで集中的にRevitによるBIMの活用を推し進めていますが、期待以上に効果が出ています」(大津氏)。

一方、ランドスケープデザイナーの遠洞躍斗氏によると思いがけない効果もあったという。

「我々のような若手スタッフがより働きやすくなり、多くの仕事に関われるようになりました。もともとモデリングやレンダリングなどの仕事は若手スタッフが行うことが多いのですが、その作業は個人用PCでは重いので共用のワークステーションを使う必要があり、しかもそこでマシンが処理をしている間ただ待っていなければいけないことも多かったのです。VDI化したことで、席を移動せずにVDIで重いレンダリングを動かしながら個人用PCで軽い作業を行えるようになり、無駄な待ち時間がなくなりました」。

ランドスケープデザイン室
遠洞躍斗氏

さらに、吉田氏、東條氏はソフトウェア/ハードウェア資産の最適化効果を指摘する。

「当社はモデリング、シミュレーション、レンダリングなどでそれぞれマシンへの負荷のパターンが違うソフトウェアを使用します。CPU / GPUをフル回転させるものもあればメモリーを多く消費するものもあり、それぞれに適したマシンを使いたいのですが、物理ワークステーションでは仕様を柔軟に変更できません。そこは仮想環境ならではの柔軟性で、リソース配分を簡単に変更でき、物理環境よりもマシンを効率よく使うことができます。ソフトウェアも物理環境にインストールするとどうしてもその席に行って使うことになりますが、VDIを通せば社内のどこからでも必要な人が必要な時に使えるので、全般に稼働率が上がり無駄なく活用できるようになりました」(吉田氏、東條氏)。

このようにBIM on VDIの導入で、同社では、付加価値のあるサービス提供と、業務の効率化を実現してきた。そして今後は、限定的だったVDI導入を全社的に展開し、さらなる効果を生み出そうとしている。

東條巌氏

大塚商会営業担当者が語る成功のポイント

光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所様がBIM on VDI関連で使用するソフトウェアは実際には6種類あり、当初は当社もそれが全て動くのかどうか保証はできませんでした。そこで検証をご提案し、各メーカーの協力も得まして必要なハードウェア、ソフトウェアを調達し、検証環境を構築しました。本格的に活用するためには導入後にもユーザー教育やチューニングなど、ちょっとしたことも含めてサポートが必要ですから、お客様との良好なコミュニケーションは欠かせません。それを理解して当社をうまくご活用いただいていることが、成功のポイントだと考えます。

株式会社大塚商会
PLMソリューション営業部 首都圏建設PLM2課
専任課長 内川亮

光井純 アンド アソシエーツ 建築設計事務所

米国で10年間実務経験を経た建築家の光井純氏が日本帰国後の1995年に創業。関連会社にペリ クラーク ペリ アーキテクツ ジャパン。まちで過ごす人々の時間を少しでも豊かなものとし、まちと建築のデザインを通して社会に貢献するという理念のもとで、日本および海外のオフィスビル、商業施設、集合住宅、街づくりプロジェクトなど数多くを手がける。

〒141-0031
東京都品川区西五反田5-2-4 レキシントン・プラザ西五反田 2F
電話 03-3491-0419FAX 03-3491-0418
http://www.jma.co.jp

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品質の高いクラウド基盤として実績のある「System x」サーバー製品や
クライアント製品を常設、最新のハードウェア環境と
お客様データでVDIソリューションの検証が可能

大塚商会は、VDIソリューション分野におけるパートナーとしてレノボ・エンタープライズ・ソリューションズとパートナーシップを結んでいます。レノボ・エンタープライズ・ソリューションズが運営する「レノボ・エンタープライズ・センター」(東京・秋葉原UDX内)では、最新機種を用いた各種の検証作業を行うことができます。

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株式会社大塚商会 CADプロモーション部戦略推進課

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