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最終回 3Dドキュメント革新~未来の3Dドキュメント~

ラティス・テクノロジー株式会社 鳥谷浩志社長直筆コラム最終回
3Dドキュメント革命がグローバルなものづくりを支援

3Dを活用したドキュメント作成技術の最新動向を3点ご紹介して、連載の最終回としましょう。

最新動向1.面画を利用したイラストの流れと品質向上

最近のイラストでは、線画の代わりに面画を利用して実物に近いイメージで分かりやすく伝えようという動きが加速しています。面画にすれば細かな線の修正は不要な上、カラーで分かりやすいイラストが作成できるからです。図1をご覧ください。XVLの編集ツール「XVL Studio」で作成した画像です。

図1.XVL Studioによるリアリティの高いマニュアル作成

高品位レンダリング機能を利用すれば、全体に影付けをしたり部品と部品の間に「ほんわか感」を出すことができます。このほんわか感を実現するのは、「アンビエント・オクルージョン」という技術で、主に建築分野でのCGソフトで利用されています。この技術をXVL Studioにも搭載することで、リアリティが格段に増した画像になります。グレースケールモデルでも高品質の画像が得られることが分かります。カラーモデルでは、金属質のテクスチャを貼ると質感をさらに高められます。

XVL Studioで3Dデータをマニュアルに活用

XVL Studioは軽量なXVLモデルを利用しているため、3Dで形状を回転・移動しながら高品質の画像を確認できます。希望の角度でアングルを決めたら、画像をそのままマニュアルに利用できるのです。リアリティの高いマニュアルは理解しやすい上、販売用のプレゼンテーションでお客様の心をつかむにも有効でしょう。

製造、建築業界でも、XVLの活用範囲が広がる

XVLは国内シェア67.5%と製造業では標準的に利用されつつありますが、実は建築業でも広く流通しています。例えば、建築CADの日本最大手・福井コンピュータアーキテクト株式会社のARCHITREND ZはXVLデータの入出力を標準サポートしています。このデータにレンダリング機能を適用したのが図2です。家の外装や内装が高品質で表現されていることが分かります。

図2.建築物への適用例(データ提供:福井コンピュータアーキテクト株式会社)

最新動向2.iPad上で3Dマニュアルを活用

ANAやJALが客室乗務員向けにiPadを大量に導入して、最新のマニュアルを参照できるようにしたというニュースがありました。今後もタブレットでドキュメントを参照するという動きは加速していくでしょう。

では、iPad上で3Dマニュアルを活用しようという事例をご紹介しましょう。

活用事例1.3Dを利用したパーツカタログ

3Dパーツカタログは主にサービスマンが部品を特定する際に利用するドキュメントです。Web上の3Dパーツカタログにサービスマンが社外からアクセスする場合、使い勝手のよいiPadを利用した方がはるかに便利でしょう。現地現物を見ながら、iPad上で2Dのイラストや3Dのシェーディング図を確認し、故障した部品を見つけ出し必要な情報を取り出すことができます。

iPadをお持ちの方は、App Storeより無償のiXVL Playerをダウンロードし、ご体験になれます。

活用事例2.プリンターのインク交換の3D取扱説明書

家庭用のプリンターの場合には、年賀状の時期にだけインクを交換するという方も多いでしょう。年に1回だとどうしても操作を覚えることはできません。

そこで、インク交換の操作を3Dで見せたマニュアルがあります。3Dアニメーションや分かりづらい所を3Dで拡大して操作方法の詳細を確認することができます。iPadをお持ちの方は次のサイトより、3D取扱説明書サンプルをご体験になれます。

最新動向3.Webを利用した3Dパーツカタログ

多様な製品を出荷して長期間に亘って保守をするには、膨大なページ数のパーツカタログが必要になります。当然、紙で管理するのは大変なので一括管理されたパーツカタログデータをWebで配信するということが一般的になりつつあります。

多くの製造業では販売地域もグローバル化しており、外国の方も保守に関わるようになってきています。製品に不慣れな方でも3Dでパーツ情報を取り出せれば、理解度が向上しサービス網拡充には大きな武器になるでしょう。これに挑戦したのが図3に示した株式会社やまびこです。

  • 図の部品名称をクリックすれば3D形状と2D形状の色が連動して変わり、部品情報と形状を即座に確認できます。
  • ある部品の3D形状をクリックすれば、対応する部品番号と関連する属性情報がすぐに分かります。

3Dを利用することで、パーツカタログ作成の手間と分かりやすさを両立できます。Web上に3Dパーツカタログがあれば、サーバー上の部品データを差し替えるだけで、データ差し替えと関連情報のひも付けが自動的に行われます。

XVLでCADやPDMの情報をものづくり情報としてフル活用

多くの企業では、PDMや部品表という形で製品に付随するデータを持っています。一方、CADには製品形状とその構成情報があります。この両者には、製品や部品には固有の名称や番号があるため、それをキーにすれば情報を連動させることができるはずです。

XVLには、この情報統合を自動的に行う仕組みがあります。例えば、部品の形状と部品の発注先や価格、利用個数などの情報を自動的に関連付けてしまうのです。

XVLという軽量3D表現は「ものづくり情報」を入れる器です。従って、この中にCADやPDMの中にある情報を格納できます。これは、CADやPDMを持たない後工程の方に朗報で、高価なCADやPDM内の情報を閲覧・共有できるのです。XVL編集ツールを利用して、製品を組み付ける手順やサービスのための製品構成といった情報を付加することで、パーツカタログをはじめ製造業で利用される多様なドキュメントはほぼ自動的に作成できます。

従来はCADやPDMのデータは各種のドキュメントを作成するための素材でしかありませんでした。XVLによって、製品に関連する情報を3D形状と関連付けてXVL内に包含することができます。その結果、設計部門にとどまっていたCADやPDMの情報をものづくり情報として活用できるようになったのです。ものづくり情報は、Webを介して協力会社や一般消費者を含め、必要な方に合った形で届けることができます。

XVLを利用した3Dによるドキュメント革命

結論 ~3D設計の恩恵を全社で享受する~

XVL技術を使えばCADと関連する製品情報を統合することができるとご紹介しました。質の高い正確な情報を見たい方に分かりやすい形で届けることができるのです。この結果、よどみないものづくり情報の流れが生まれ、企業の競争力となろうとしています。

グローバル製造業では、組織と国境の壁を越えて情報共有を進めていかないと日本の得意とする擦り合わせは実現できません。まさに今、3Dによるドキュメント革命がそれを支援しようとしています。XVLの目指す「3D設計の恩恵を全社で享受する」という世界が徐々に、そして着実に実現しようとしているのです。

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