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第3回 XVL Studioを利用した形状確認、技術文書生成、DR - XVLの誕生と今後の展開

ラティス・テクノロジー株式会社
鳥谷 浩志

(1)XVL Studio Basic

XVLのもっとも手軽な活用方法は、無償のXVL Playerによる形状確認である。しかし、製造工程で本格的に利用するとなると、寸法を計測したり、断面を表示する必要が出てくる。ここで活躍するのが、XVL Studio Basicだ。Basicは形状確認に必要な基本機能をすべて提供している。あるメーカーでは、Basicを利用して図面を廃止しようと取り組んでいる。これまでは、図面の中に後工程が必要とする必要な寸法を書き込んでいたが、XVLで配布されてきたデータを計測すれば、必要な寸法はすべて計測することができる。XVLを利用することで、図面というアナログなプロセスを省略し、デジタルのプロセスで即座に設計情報を後工程に流すことが可能になるのである。

(2)XVL Studio Standard

XVLの有効な活用手段の一つが3Dを利用した技術文書作成である。3D文書を大別すれば、3Dアニメーション付文書、3Dからのイメージ作成、3Dからのイラスト用ベクトルデータ作成の3種類となる。3Dアニメは製造業で主流となったセル生産方式の組み付けマニュアルを3D化して分かりやすくするという場面で広く利用されている。一人の作業者が多くの作業をするセル生産方式では、作業者に理解しやすい3Dマニュアルは大いに歓迎される。一方、紙の技術文書もまだ多数存在する。図の品質が一定以上でよい社内文書であれば3Dからのイメージ生成、お客さま向けの説明書など高い品質が必要であれば、ベクトル生成ができればよい。これらをすべて解決するのが、XVL Studio Standardとイラスト生成オプションである。

Standardには3Dアニメーションの定義機能がある。また、組み立て工程を定義すれば、そこから自動的に組み立て手順を再現するアニメーションの生成ができる。さらに、イラストオプションを利用すれば、XVLの分解順序を定義することで、そこから分解図や軌跡線の生成が可能になる。図4に示すように分解図、引き出し線、部品名称の追加を簡単に行える。これをベクトル出力すれば、Adobe社のIllustrator等のソフトで編集することもできる。3Dデータを利用することで、イラスト作成の手間が激減するのである。

図4 XVLからのイラスト作成例

(3)XVL Studio Pro

製造業においてもっとも無駄が発生するのが、設計変更である。特に量産段階での設計変更には大きな費用と時間がかかる。これを解決するのに有効な手段がDR(デザインレビュー)である。XVL Studio Proは、DR機能を実現するためにトヨタ自動車と共同開発した成果を製品化したものだ。DRに必須の、大規模データ間の干渉計算、2D/3Dの同時断面表示による干渉部の詳細チェック、曲線の軌道に沿った断面生成やDR結果を即座にレポートにまとめて出力する機能を持ったソフトウェアである(図5)。先進のXVL技術により、10ギガバイトを超えるような大規模化するCADデータでも、パソコン上に表示可能にしてある。

図5 XVL Studio Proによる断面表示

大容量データが同時に扱えるXVL Studio Proにより、DRの作業そのものの効率が大きく改善した。さらに劇的な効果があるのが、製品品質を設計段階で作りこめることである。設計者と工場関係者など設計から量産・保守に関わる人が集まり、製造段階での問題に関し、3Dデータを見ながら議論し、製造上の問題点を早期に発見、設計にフィードバックし、設計段階での品質の作りこみを行うことができるからである。

以上のようにXVL Studioを利用すれば、手軽な形状確認・3Dデータを活用したドキュメント作成・本格的なDRに至るまで、3Dデータの多重活用をほぼ網羅できるようになっている。

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