Kubotek USA社が「KeyCreator 2014 Version 12.5」をリリース

2014年 3月17日

2014年3月11日 アメリカ マサチューセッツ州 マールボロ ―― Kubotek USA社は11日、同社のダイレクトモデリングCADソフトウェアパッケージ最新版となる「KeyCreator 2014 Version 12.5」をリリースした。「KeyCreator」は、CAD/CAM/CAEおよびレンダリング機能を含み、2D/3Dの区別が必要ないハイブリッド環境ですべての操作を行うことができる統合パッケージ製品で、最新版となる「KeyCreator 2014 Version 12.5」では、CADアニメーション機能、ダイレクト寸法編集ツリー、および2軸/2.5軸NCマシン向けWire EDMオプションの、三つの新機能が追加されている。

「KeyCreator 2014 Version 12.5」で新たに導入された新規アニメーションツールは、設計中のモデルの機能や組み付けに関する関係者間での情報共有を支援することを目的としている。カメラ位置やタイムライン、動作速度のような標準的な設定機能に加え、対象となる設計物が周囲の物体や状況に対してどのように反応するかを設定することも可能となっており、設計物の移動に伴う衝突を検知することも可能となっている。設計物に問題があることがわかれば、優れたダイレクトモデリング環境により、速やかにアセンブリモデルを修正することができる。

「KeyCreator」に組み込まれているNCモジュール「KeyCreator Machinist」では、新たに2軸NC切削向けのWire EDMオプションが実装されている。「KeyCreater」のダイレクトモデリング機能によってさまざまなフィーチャを直接編集できることに加えて、「KeyCreator Machinist」では複数のツールパスオプションを実行することによるマシニングストラテジ最適化機能により、超高速でツールパスを生成することができる。このような特徴から、「KeyCreator Machinist」は、金型や木工、およびラピッドプロトタイピングなどを対象とする2軸から3軸のCAMソリューションとしては、最高のコストパフォーマンスと使い勝手を実現している。

また、新たに導入されたダイレクト寸法編集ツリーは、寸法間の式や関係の割り当てを可能とすることで「KeyCreator」のダイレクト寸法編集機能をさらに強化するものとなっており、標準的なプログラミング能力があれば、自動的に設計中のモデルを調整することも可能となっている。このため、今まで以上に作業時間を短縮し、ミスを削減することができる。

Kubotek USA社COOのMark Parent氏は、「『KeyCreator』シリーズの最新版となる今回のバージョンは、『KeyCreator』のコア技術を高く評価してくださってきた金型メーカーや設計者の方々からの要望を盛り込んだものです。速度と柔軟性、そして効率を向上するために、我が社は今後も『KeyCreator』シリーズを改良し続けることでしょう」と述べている。

「KeyCreator 2014 Version 12.5」のその他の改良点としては、データ互換性の改善、モデリングと可視化に関するツールの調整、およびその他個々のユーザ毎に特有のオプションの改善となっている。

「KeyCreator 2014 Version 12.5」に関する詳細情報は以下のURLから
https://kubotek3d.com/