GrabCAD社が「GrabCAD Workbench」を無償公開
2015年 2月16日
2015年2月11日 アメリカ マサチューセッツ州 ケンブリッジ ―― GrabCAD社は11日、同社の設計コラボレーション環境「GrabCAD Workbench」を全てのユーザーへ無償公開することを発表した。これにより、あらゆる規模のエンジニアリングチームが、追加の労力を要することなくCADファイルを管理し、共有することが可能になるため、製品開発プロセスを加速することができる。
GrabCAD Workbenchは、人々とコンテンツと技術を結び付けることで設計者が自身の創造性を開放するための助けとなるというGrabCAD社の目標の中核をなすものである。2013年に初めて導入されて以来、複数のCAD環境や異なる設計バージョンの調整、あるいは複数のチーム間でのコミュニケーションといったコラボレーションにおける様々な障壁に悩まされていたエンジニアを中心として、GrabCAD Workbenchは驚くほどの速さで受け入れられてきた。
GrabCAD社CEOのHardi Meybaum氏は、「今回の無償化の目的は、GrabCAD Workbenchをより多くの人へ届けることです。無償モデルへの回帰は、Workbenchユーザーの拡大を加速し、製品設計におけるコラボレーションに付きまとってきた制限を取り払うことでしょう。迅速な設計コンセプトの試行錯誤や場所を選ばない設計データへのアクセスを可能とし、設計プロセス自体の速度と品質を大きく改善するようなソリューションを全ての設計者へ無償で提供できるということに興奮を隠せません」と語っている。
GrabCAD社はGrabCAD Workbenchへの投資を継続し、CADコラボレーションのための選り抜きのツールとなるよう開発を続けており、数か月以内にユーザーから待ち望まれている機能を導入する予定である。