EnvisionTEC社が3Dプリント用ソフトウェア「Perfactory」の最新版を公開

2015年 9月28日

2015年9月22日 アメリカ ミシガン州 ディアボーン ―― 独自のラピッドマニファクチャリングソリューションメーカーのEnvisionTEC社はEuromoldで、同社の3Dプリント用ソフトウェアの最新版となる「Perfactory Version 3.1」を公開した。

Perfactory Version 3.1では、より効率的なユーザーエクスペリエンスや同社製3Dプリンター全てを通じての共通化、アップグレードされたサポート構築機能、および3D-Bioplotterの統合など、数多くの新機能や改良が導入されている。

同社の3D-Bioplotterに関する専門家であるCarlos Carvalho博士は、「従来のバージョンでは自動的にサポート材が追加され、一般的なユーザーにとっては非常に上手く働きます。しかしながら、標準的な設計から逸脱するような特殊な設計では、我々設計者による、より詳細な制御が必要でした」と述べている。

ほかの変更についても同氏は続けて、「我が社のバイオエンジニアリング分野における顧客の大半は、複数のパーツを格子状に作成する必要があります。今回の新バージョンでは、X軸とY軸方向の両方についてこれらの配列を調整できます。また、パーツ間の距離を入力することもできます。これらは全て画面上に表示され、マウスクリックによって確定できます」と述べている。

顧客からの要望により、同社製機械のヘビーユーザー向けのアップデートが行われている。新しい共通化されたバージョンでは、異なる3Dプリンター間で設定を維持することができる。これにより、3D-BioplotterとDLP機、および3SP機のさまざまな機能を切り替えたい場合に、設計と出力に要する時間を共に短縮できる。