Tech Soft 3D社が「HOOPS Visualize 2016」をリリース

2016年 2月22日

2016年2月19日 アメリカ オレゴン州 ベンド ―― Tech Soft 3D社は2016年2月19日、世界中のアプリケーションで利用されている、同社の3Dビジュアリゼーションプラットフォームの最新版となる、「HOOPS Visualize 2016」をリリースした。HOOPS Visualize 2016はパフォーマンス面での改良のほか、幅広い連携機能の強化、モバイルおよびタッチスクリーンアプリケーション向けの拡張が実施されている。

Tech Soft 3D社バイスプレジデントのGavin Bridgeman氏は、「ユーザーの予想を常に上回るために、我々はHOOPS Visualizeのパフォーマンスへの投資を続けています。あらゆるプラットフォームを通じて、ユーザーから要求される高度なグラフィックス表示が可能なアプリケーションを顧客が迅速に提供できるように、我々は支援したいと考えています」と述べている。

HOOPS Visualize 2016の主要機能は以下の通り

パフォーマンスの改善

HOOPS Visualize 2016では、アプリケーションのレスポンスの改善に重点を置いており、特に初期ロード速度の削減やハイライト時のパフォーマンスの強化、固定フレームレート機能の改良が実施されている。

HOOPS ExchangeとHOOPS Publishとの連携

データロード用のHOOPS Exchangeおよび3D PDF発行用のHOOPS Publishとの連携能力を強化するため、パフォーマンスと使い勝手の両面で改良されている。新規サンプルオペレーターにより、開発者はHOOPS Exchangeを介してCADデータからの正確な寸法を計測できる。もう一つの新規コンポーネントでは、ユーザーがより簡単にアセンブリやモデルツリー用のUIエレメントを構築可能となる。

ParasolidおよびRealDWGの連携

HOOPS Visualize 2016では、開発者がHOOPS Visualize ベースの製品でRealDWGおよびParasolidをより簡単に利用できるようになる。データの作成や修正にParasolidの機能を活用したり、RealDWGによって2D・3D双方のデータを完全にサポートできる。RealDWGは最も広く使われている開発者向けツールキットで、AutoCAD DWGおよびDXFの読み書きに対応している。

モバイルプラットフォームおよびタッチ入力端末向けの改良

HOOPS Visualize 2016では、新たに64ビット版iOSおよびAndroidに対応すると共に、メモリー最適化をサポートする。また、全てのオペレーターがWindows、iOS、Androidにおけるタッチ入力に対応する。