IronCAD社が「IronCAD COMPOSE Mobile 2016」を発表

2016年 3月14日

2016年3月11日 アメリカ ジョージア州 アトランタ ―― 設計生産性ソリューション開発におけるリーディングカンパニーであるIronCAD社は2016年3月11日、同社のiOS版IronCAD COMPOSE製品の最新版となる、「IronCAD COMPOSE Mobile 2016」を発表した。IronCAD COMPOSE Mobileは設計者が社内や顧客との間で、セキュアで効率的な設計データの共有を実現する。IronCAD COMPOSE Mobileは、モバイル端末を活用し、3次元設計コンセプトをいつでもどこでも直接やり取りできる、価値あるツールとなる。同ツールは、設計情報を共有したいと考えている設計者のみならず、自社製品の販促に利用したいと考えている営業担当にいたるまで、誰でも無償でダウンロードできる。

ネイティブ形式や中間形式を含むさまざまなCADシステムのデータをIronCAD Design Collaboration Suite(DCS)で読み込み、IronCAD COMPOSE Mobile用に発行することで、IronCAD設計アプリケーションで作成されたデータと変わらず利用できる。加えて、インポートしたモデルに対してモバイル端末上で必要に応じて構成情報を追加することも可能となる。

IronCAD COMPOSE Mobileを利用することで、幾何形状の確認やコメントの追加、新規アセンブリの構成、またはIronCAD DCSユーザーへ設計情報を戻し、製品の市場への投入期間の短縮に貢献する追加的な情報共有を行うことができる。

最新版となるIronCAD COMPOSE Mobile 2016では、グラフィックパフォーマンスの改善や使い勝手の向上、および顧客とのコラボレーションを強化するためのより多くの構成機能への対応などが行われている。グラフィックスパフォーマンスの改善により、最新版ではより大規模なアセンブリを表示することが可能となる。また、構想設計をより迅速に行えるように、複数のコンポーネントを選択し一度に位置を変更することが可能となっており、IronCADおよびINVOTEで作成した設計バリエーションを使用することで、コンポーネントライブラリを拡張できる。これらの機能により、顧客や営業部門と共に、より精密に製品構成を検討するための選択肢を増やすことができる。製品構成の検討を完了すると、IronCAD / INVOTEに保存されたセキュアでグラフィカルなデータとして簡単な操作で共有できるだけでなく、設計チームが検証するために用いる実際のモデリングデータへ変換し、最終製品の設計を完了できる。

IronCAD社マーケティング部門バイスプレジデントのCary O'Connor氏は、「IronCAD COMPOSE Mobileの最新版では、ユーザーが顧客や営業部門とコミュニケーションを行う場合の使い勝手を全面的に拡張しました。セキュアで軽量な3次元情報を用いてインテリジェントにアセンブリを構成しながら顧客とコラボレーションすることは、今日ではより大きな影響力を持ち、また顧客が要求する製品の製造に必要な時間を削減できるのです」と述べている。