Creaform社が「MetraSCAN 3D R-Series」を発表

2016年 6月20日

2016年6月15日 カナダ レヴィ ―― 携帯型3D検査ソリューションとエンジニアリングサービスにおける世界的なリーディングカンパニーのCreaform社は2016年6月15日、同社の自動検査ソリューションの最新版となる、「MetraSCAN 3D R-Series」を発表した。MetraSCAN 3D R-Seriesは、工業的生産管理のさらなる強化を目的として、サイクルタイムを大幅に改善している。

内蔵された7機のレーザークロスにより、同システムは複雑な形状で、かつ反射率も高いような表面上であっても毎秒48万点もの計測が可能で、これまでよりも高速なデータ取得を可能としている。また、大量生産工程でのニーズに応えるため、あらゆる作業環境下で、製造ワークフローを妨げることなく、ロボットマウント型の光学式3Dスキャナーをシームレスに統合できる。

Creaform社プロダクトマネージャーのJerome-Alexandre Lavoie氏は、「品質管理プロセスを自動化するために光学式3Dスキャニング技術を強化することで、シームレスかつ迅速に製造段階へ導入可能なターンキー式の検査ソリューションを求めている市場の要求に応えることができます。新しいMetraSCAN 3D R-Seriesでは、製造現場でのパフォーマンスの強化のみならず、複雑な形状を備えた大型部品の高速計測を可能とするロボット稼動範囲の最適化などの、アプリケーション指向型の重要な要素を活用します。製造工場内で必要となる占有面積の小ささと製造現場との親和性の高い付属品により、オペレーターの安全性が最大化するように、スキャナーパラメーターを容易に制御できます。TRUaccuracyだけでなく、回転台との互換性も備えています。この度の自動化3次元検査における進歩は、製造と量産の情報化における大きな一歩であると同時に、汎用性や柔軟性、および使い易さといったCreaformの本質的価値を裏付けるものです」と述べている。

MetraSCAN 3D R-Seriesでは、頑丈な新規設計に加えて、ガラス保護された対象測位機能を特徴とし、(ほかのソリューションであれば)製品寿命に影響があるとともに反復的な調整が必要となるような、土埃の舞っているような製造現場における総合的な耐久性の改善を可能としている。

MetraSCAN 3D R-Seriesは既に受注を開始しており、Creaform社の現地法人や世界中の代理店ネットワークを通してより詳細な情報を得ることができる。