CIMdata社がクラウドPLMに関する共同調査の実施を発表

2017年 2月27日

CIMdata社 アメリカ ミシガン州 アナーバー 2017年2月24日

2017年2月24日 アメリカ ミシガン州 アナーバー ―― 世界でも有数のPLM戦略的マネジメントコンサルティング・調査企業のCIMdata社は2017年2月24日、製造業におけるPLM戦略やPLMプロセスを実現するためのクラウドベースソリューションの利用実態に関する共同調査を実施すると発表した。

調査の初期段階では、「最も製造業に即したPLM実装の中核たるデータおよびプロセス管理ソリューションカテゴリー」と同社が定義する、コラボレーティブ製品定義マネジメント(cPDm)に重点がおかれる予定となっている。2015年に同社は、cPDmセグメントの市場規模は2014年比9.1%(パーセント)増(為替変動の影響を除く)となる54億ドルと見積もっていた。現時点では、クラウドベース製品のシェアはごくわずかだが、今後数年間で急成長すると見込まれており、今回の調査計画によってCIMdata社のみならず広範なPLMエコノミー全体で、同市場の進化を理解する上うえで役立つと期待されている。

今回の調査プログラムを実施するに当たり、CIMdata社はAutodesk社やDassault Systèmes社、PTC社、およびSiemens PLM Software社など、主要なPLMソリューションおよびサービスプロバイダーから資金提供を受けている。潜在的なクラウド適合企業が直面する重要な問題やこの種の変更を実施した企業が得た教訓を明らかなものとするため、強化された調査プログラムチーム同士で協力する。

調査プログラムには、主要な問題を取り上げた最初のウェビナーを初めとして、複数の要素が含まれている。ウェビナーでは、製造業関連企業のクラウド導入プロセスや状況についてより詳細に知るための世界的な調査を紹介する予定となっている。協力企業やその主要顧客の思想的リーダーに対するインタビューがCIMdata.com上のブログに公開される予定であり、この問題に関する議論を深め、また調査への参加を募るために複数のソーシャルチャンネルを通じて活発に展開される予定となっている。支援企業の協力を得て製作される資料に加えて、PLMエコノミーを構成する企業が使用できるように、CIMdata社もまた調査結果をより幅広く公開する予定である。

CIMdata社調査部門バイスプレジデントのStan Przybylinski氏は、「多くのエンタープライズ向けソフトウェア分野において、クラウドベースのソリューションが現実のものとなっています。しかしながら、PLMマーケットにおける適用例はいまだに少数に留まっています。今回の調査の大きな目標の一つは、この理由を解き明かすことです。この調査は、製造業界において、企業がその中核製品やプロセスの開発業務をクラウドベースソリューションへ移行するための手順を記述する、初の取り組みとなるでしょう」と述べている。

今回発表された調査計画について興味がある場合は、無料ウェビナーの「The State of PLM on the Cloud」へサインアップし、詳細を知ることができる。同ウェビナーは2017年3月16日午前11時(EST)からおよそ1時間にわたって開催される。ウェビナーでは、CIMdataが定める調査プログラムの枠組みに加えて、クラウド上のPLMソリューションの現状について言及し、クラウドベースのPLM導入の動機と課題について議論される予定となっている。

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