Aerosint社が世界初の複数材料粉末床3Dプリントプロセスを発表
2018年 2月 1日
Aerosint社 2018年1月30日
Aerosint社は2018年1月30日、世界初の複数材料粉末床3Dプリントプロセスを発表した。同プロセスでは、複数のパターン生成ドラムからなるディスペンサーを使用し、微細粉末を1列ごとに選択的に積層する。この過程で複数種の材料から構成される焼結可能な粉末層を形成する。パターンの生成速度は200mm/秒で、今日のSLS式3Dプリンターのリコーターと比較しても遜色ないものとなっている。同プロセスの採用により、サポート材として非活性粉末の使用が可能となるため、(SLS式3Dプリンターにおいて)焼結材と同一の粉末をサポート材として利用するために生じていた材料の劣化問題から解放されるとしている。非活性材料であれば焼結工程を経ても劣化が生じないため、全量を再利用することができる。