Tech Soft 3D社が「HOOPS Exchange 2018」をリリース
2018年 1月22日
Tech Soft 3D社 2018年1月18日
2018年1月18日 ―― エンジニアリング産業向けのソフトウェア開発ツールと3D PDFソリューションのリーディングプロバイダーであるTech Soft 3D社は2018年1月18日、業界最速・最高精度のCADデータ再利用ソリューションとなる、「HOOPS Exchange 2018」をリリースした。HOOPS Exchange 2018では、エンジニアリングソフトウェア開発者が、アプリ内でCADデータをネイティブ変換できるようなモバイルアプリを開発することを可能とするような、今までに無い能力を提供する。
製品戦略部門バイスプレジデントのEric Vinchon氏は、「世界はモバイル化へ向かっており、我々のパートナーは、モバイルテクノロジー上でのエンジニアリングソフトウェア開発の限界を打ち破るべく尽力しています。我が社の使命は、可能な限り迅速かつ容易に、最良かつ最も洗練されたエンジニアリングアプリケーションをパートナーが生み出すことができるよう支援することです。また、デスクトップやウェブアプリケーションに対するサポートも強化しており、あらゆる最新のCADフォーマットへのサポートを継続的に提供します。このために、我々のパートナーは、彼らの顧客が求めているアプリケーションの作成に注力することができるでしょう」と述べている。
HOOPS Exchange 2018 SDKでは、SOLIDWORKS 2018やSolid Edge ST10、AutoCAD DWG/DXF、CATIA 3D XML BREPなどに対応し、ソフトウェア開発者がファイル読み込み技術を内製することなく、また商標で守られたCADシステムに一切依存することなく多種多様なCADファイルの読み書きを行うことができる。加えて、HOOPS Exchangeは、CATIA V5やCreo、NXと言ったCADファイル形式の重要なCADフィーチャー情報に対するサポートを拡大しており、穴やパターン、押し出し、回転、あるいはブレンド/フィレットといったフィーチャーの詳細パラメーターを含むフィーチャー履歴ツリーに対応している。iOS用モバイルアプリ開発をより支援するために、HOOPS Exchangeでは、新たにiOSプラットフォーム上でのIGESやSTEP、およびSiemens社のParasolid統合をサポートしている。
Siemens社Parasolid統合の強化として、Convergent Modelingへのサポートを含む改良が行われており、Parasolidのファセットジオメトリのインポート/エクスポートが可能となっている。また、Parasolidマルチプロセスエクスポートや縫合・修復パフォーマンスについても改善されており、Parasolid形式データを処理するための最も緊密に統合されたデータ再利用ソリューションとしてのHOOPS Exchangeの優位性を拡大している。