Luxion社がレンダリングソフトウェア「KeyShot v7.3」をリリース

2018年 4月 9日

Luxion社 2018年4月6日

2018年4月6日 ―― 先進的なレンダリング・ライティングテクノロジーと、3Dレンダリングとアニメーション用として初となるリアルタイムレイトレーシング・大域照明プログラムであるKeyShotの開発でその名を知られるLuxion社は2018年4月6日、KeyShotの最新版となる「KeyShot 7.3」と、設計レビューやインタラクティブプレゼンテーション、およびビジュアルコラボレーションを想定した、完全新規の無償・多機能アプリケーションとなる「KeyShot Viewer」を発表した。

KeyShot 7では、製品開発プロセスを通じて、さまざまな段階で有用なスタジオやモデル、およびマテリアルのバリエーションを制限無しに作成するための機能がユーザーへ提供された。KeyShot 7.3は、KeyShot Viewerのリリースにおいてこの機能をベースとしている。KeyShot Viewerは、設計レビューや製品のプレゼンテーションで、あるいは高解像度ディスプレイのコンフィギュレータとして作業を共有したいユーザー向けの無償利用可能な新規アプリケーションである。KeyShot Viewerにより、以前は不可能であったような、正確な光源や陰影、およびマテリアル表現を備えた高品質映像を、設計者や技術者、および3Dの専門家がリアルタイムで再生することを可能とする。

KeyShot Viewerの動作

時期を選ばず、KeyShotシーンファイルをすばやく出力できるため、KeyShot Viewerの利用は製品開発サイクルへ完全に適合する。KeyShotユーザーはまず、KeyShot内で光源とマテリアルを適用し、そしてKeyShotシーンファイルを保存する。KeyShot Viewerを用いることで、シーンを誰とでも共有し、タブレットや高解像度タッチパネル上で表示し、シーンに対する反応を返すことが可能となる。パスワード暗号化や電子すかしオプションが可能なスタンドアロン型アプリケーションであることから、KeyShot Viewerは社内やオフラインでの共有や、あるいはオフサイトベンダーや個人とのセキュアな共有が行える。
Pixel Mathematics社のPeter K氏は、「KeyShot Viewerは大変優れたツールです。私はこのツールを全てのクライアントへ送付し、この驚きを共有したいと考えています。このツールに関するKeyShotチームの素晴らしい努力に感謝しています」とコメントしている。
Under Armour社のJustin Schlothauer氏は、「KeyShot Viewerによって、ユーザーかそうでないかを問わず、製品構成をリアルタイムに配信することができるようになりました。このことは、レンダリング結果を出力するために費やしていた非常に多くの時間を節約することにつながりました」と語っている。

その他のKeyShot 7.3の新機能とアップデート

KeyShot 7.3では、KeyShot Viewer以外にも複数の新機能や改良を備えている。KeyShot Proでは、レンダーキューへ複数のマテリアルを追加するオプションが追加されている。このオプションでは、全ての副マテリアルを出力用の単一レンダリングジョブとして追加する。このオプションに加えて、丸められた辺をジオメトリへ適用するためのセットアップタイムが改善されている。また、ターンテーブルアニメーションがシーンツリーの最上位モデルへ追加されている。加えて、SOLIDWORKS 2018やSketchUp 2018、およびNX 12の直接インポートに対応している。

KeyShot Viewerの動作の確認

Luxion社では、KeyShot Viewerで実現する機能や新機能についての専用ウェビナーを2018年4月25日に開催することを予定している。加えて、2018年5月21日および22日には、KeyShot RenderWorld 2018がカリフォルニア州ハンチントンビーチにおいて開催される予定となっている。この会場では、参加者がKeyShot 7.3の新機能に触れ、KeyShotで何ができるようになるのかをプレビューすることができる。

KeyShot 7.3の入手について

KeyShot 7.3は現在、keyshot.comおよび全てのKeyShot販売代理店を通じて購入およびダウンロードが可能となっている。KeyShot 7を利用している全てのKeyShot顧客および年間メンテナンス契約が有効な顧客は無償でKeyShot 7.3へアップグレードすることができる。以前のバージョンのKeyShotを使用しているユーザーは、追加料金を支払うことでアップグレードすることができる。

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