Stratasys社が複数の量産グレード3Dプリント用材料を発表

2019年10月25日

Stratasys社 2019年10月23日

Stratasys社は2019年10月23日、カスタム治具や部品の3Dプリントを対象とする量産グレード3Dプリント用材料となる「Antero 840CN03」、「Diran 410MF07」、「ABS-ESD7」を発表した。Antero 840CN03は、Stratasys Fortus F900用に開発されたもので、同社独自の高性能ポリマーAnteroシリーズでは2つ目となるPEKK(ポリエーテルケトンケトン)ベースの材料。同材料は、耐静電気放電性能が必要な部品や高度にカスタマイズされた治具の作成を念頭に置いて配合されている。加えて、耐熱・耐薬品性が必要な部品や、超低ガス放出性や優れた耐摩耗性が要求される部品にも最適としている。Diran 410MF07は、Stratasys F370向けに提供されるナイロンベース材料で、非常に高い耐久性と低摩擦性能を発揮できるとしている。ABS-ESD7は、これまでStratasys Fortusプリンターでのみ使用可能であった耐静電気放電性を備えた材料で、新たにStratasys F370での利用が可能となっている。

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