Henkel社がFortify社のDigital Composite Manufacturing向け材料の開発と供給で協力

2019年12月19日

Fortify社 2019年12月16日

Fortify社は2019年12月16日、同社独自の3Dプリント技術であるDigital Composite Manufacturing(DCM)での使用を目的とした材料の開発と供給について、Henkel社と提携したと発表した。Henkel社は、市場のさまざまな3Dプリントプラットフォーム向けに、耐久性の高い、高温・高弾性3Dプリント用樹脂を多数提供している樹脂メーカー。Fortify社は、来年の春に同社の3Dプリントプラットフォーム上でフィールドβテストを実施する予定としており、高性能樹脂メーカーとの連携を模索していた。今回の提携について、Fortify社応用部門バイスプレジデント兼共同創設者のKarlo Delos Reyes氏は、「試作品の作成や小規模量産においては、金型の製作時間とその費用が大きな障壁となっていました。弊社独自の3Dプリント技術とHenkel社の樹脂を組み合わせて作成される金型は、この種の小規模量産用金型としてまたとないものとなるでしょう。これにより、射出成形部品メーカーは金型を作成するために要する時間と費用を削減することができるため、新たな機会に対して迅速に反応できるようになるでしょう」と述べている。

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