FARO社が検査用ソフトウェア「BuildIT Metrology 2021」を発表
2021年 3月23日
FARO社 2021年3月22日
FARO社は2021年3月22日、同社製検査用ソフトウェアの最新版となる「BuildIT Metrology 2021」を発表した。BuildIT 2021は、ワークフローの簡素化やパフォーマンスの改善、および使い勝手の強化といった、同プラットフォームの今後の進化を象徴するものとなる。BuildIT Metrology 2021では、位置合わせと解析用の新たな設定オプションとなる「Fast」設定が導入されている。同設定により、精度を数ミクロン程度妥協することで、位置合わせと解析に要する時間が大幅に短縮される。点群サイズとモデルの複雑性によってことなるものの、位置合わせと解析に要する時間は1 / 10から1 / 100程度にまで削減される場合もあるとしている。また、ユーザーエクスペリエンスの向上の一環として、検査開始前に注記を定義する機能が追加されている。同機能によって定義された注記は、新規検査が追加されると同時に動的に計算され、自動的に設定される。加えて、ジオメトリと検査結果とを明示的に紐づけることなくサーフェス注記を評価することが可能となるなど、さまざまな機能強化が実施されている。