ESTECO社が最適化ソフトウェア「modeFRONTIER 2022R1」および解析コラボレーション環境「VOLTA 2022R1」をリリース
2022年 3月14日
ESTECO社 2022年3月2日
ESTECO社は2022年3月2日、同社が開発する最適化ソフトウェア「modeFRONTIER 2022R1」および解析コラボレーション環境「VOLTA 2022R1」をリリースした。modeFRONTIERでは、クラスタリングツールのデザインを変更して設計の分類を簡易化、スピードアップが図られている。またVOLTAでは、ビジネスプロセス管理項目にリアルタイム編集機能を追加し、プロジェクトで作業する全員がリアルタイムでビジネスプロセスの作成・編集が可能となった。
シミュレーションデータ解析
modeFRONTIERでの設計クラスタリング強化
階層的クラスタリングツールと部分的クラスタリングツールを統合した、直感的な単一インターフェイスでクラスター分析が実行可能となっている。複数のクラスタリングモデルを同時にトレーニングし、それぞれを異なるアルゴリズム、変数、スケーリングポリシーの組み合わせで使用することができる。
VOLTA Advisorのダッシュボードで3Dモデルを可視化
3Dモデルを詳細調査できることから、モデルの細部までを把握して観察結果を共有し、協調的な意思決定を行うことが可能。モデルをズームインして特定のエリアに焦点を当てたり、ズームアウトして全体像を見たり、移動をしたり、モデルを回転させて視点を変えたりすることができる。
ビジネスプロセス管理
VOLTA Modelerでリアルタイムにコラボレーション
BPMN 2.0ツールであるVOLTA Modelerを使用し、リアルタイムでほかの人とビジネスプロセスを作成、編集を行い、チームとして参加することで協調性と知識の共有を向上させることができる。リアルタイムでの共同作業により、CAD設計準備、CFDモデル作成、複合領域設計最適化ワークフロー構築、シミュレーション実行など、複雑なアクティビティーの生産性向上が期待できるとしている。
設計最適化
modeFRONTIER Plannerの新しい探索アルゴリズムモジュール
探索アルゴリズムモジュールを使用すると、設計空間の探索に必要なシミュレーション回数を最小限に抑え、モデルに関する知識を最大限に活用することができる。この新しいモジュールは、設計空間の反復サンプリングの実行に適したアダプティブDOEアルゴリズム(MACK、Lipschitz Sampling、Adaptive Space Filler)をグループ化したものとなっている。