SOLIDWORKSには、二つのライセンス形態とさまざまな管理機能があります。これらをうまく活用し管理することで、余剰ライセンスを省き、コストダウンにつながります。
適切なライセンス管理でSOLIDWORKSを有効活用するコツ
- SOLIDWORKSには、スタンドアロンとネットワークの二つのライセンス形態がある。
- ネットワークライセンスを選択すると、システム管理者向け機能も利用できる。
- SOLIDWORKS製品の起動はライセンス形態によらず、ライセンスアクティベーションが必要。
二つのライセンス形態(スタンドアロン、ネットワーク)を知る
SOLIDWORKSには「スタンドアロンライセンス」と「ネットワークライセンス」の二つのライセンス形態があります。
スタンドアロンライセンス
- ノードロックライセンス方式を採用。
- ライセンスは認証したPCでのみ使用可能。
- ネットワークから切り離された環境でも使用できる。
ネットワークライセンス
- フローティングライセンス方式を採用(PC1台ずつライセンス認証するのではなく、ライセンスサーバー※1を立てて起動数を監視する方式)。
- ネットワーク上のクライアントにライセンスを配布することで、複数のクライアントをサポートできる。
- 複数のユーザーが必要なときだけSOLIDWORKS製品を使用するケースに適している。
- ユーザー数はライセンス数を上回ることが可能だが、同時起動できるユーザー数はライセンス数と同一。
※1 ライセンスサーバーはSolidNetWork License Managerソフトウェアで管理し、ライセンスの使用状況を確認できます。
ネットワークライセンスを構築するには、別途費用が必要になります。また、原則としてサブスクリプションへの加入が必須です。構築費用やサブスクリプション調整費用については、新規、追加、統合、切り離しなど条件によって異なります。詳細は次よりお問い合わせください。
ネットワークライセンスを利用するメリット
SOLIDWORKSをネットワークライセンスとして利用することで、次の情報を管理することができます。
- ライセンスの借入・返却
- 監視機能(ライセンスタイムアウト)
- ユーザーグループの定義
- 機能へのアクセス許可、拒否の設定
- ライセンスの借入本数制限 など
システム管理者向け機能「SOLIDWORKS CAD Admin Dashboard」
ライセンス管理以外にもシステム管理者向けに、SOLIDWORKS CAD Admin Dashboard機能をご用意しています。この機能はSolidWorks社のアクティベーションサーバーを介して、社内のクライアントマシンを対象に次のハードウェアを管理できます。
- システムオプションの管理
- ハードウェアの管理
- パフォーマンスの管理
- SOLIDWORKSセッション情報の管理
- 問題のコンピューターの管理
SOLIDWORKS CAD Admin Dashboardの詳細は次をご覧ください。
SOLIDWORKSの使用に必要なライセンスアクティベーションとは?
SOLIDWORKS製品の起動にはライセンス形態によらず、ライセンスアクティベーションが必要になります。ライセンスアクティベーションとは、SOLIDWORKS製品の正規ユーザーを安全かつスムーズに認証するプロセスです。ライセンスアクティベーションはSOLIDWORKS製品の不正な使用を防止するために必要になります。
ライセンスアクティベーションを別マシンにも移動できる
取得したライセンスアクティベーションを「トランスファー」という機能で、別のマシンに移行することができます。
お問い合わせ
CAD Japan.com運営元の株式会社大塚商会からご連絡させていただきます。
03-3514-7820
専門の担当者がご対応します。
CADプロモーション部製造プロモーション課
営業時間 9:00~17:30(土日祝日/当社休業日を除く)
SOLIDWORKS基本情報
SOLIDWORKS基本情報の最後です