3DEXPERIENCE SOLIDWORKS 従来型との比較

CAD機能とクラウドソリューションを融合したSOLIDWORKS

3DEXPERIENCE SOLIDWORKSは、SOLIDWORKSが展開する3DEXPERIENCEプラットフォームへの接続を前提に開発されたSOLIDWORKSになります。SOLIDWORKS「デスクトップ版」と「コネクテッド版」の違いについて解説します。

  • * 本記事の内容は、2020年12月時点のものです。

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統合型開発基盤「3DEXPERIENCEプラットフォーム」とは

クラウドベースの製品開発環境となる統合型開発基盤「3DEXPERIENCEプラットフォーム」では、3Dデータの利用に適したさまざまなツールが利用できます。必要なときに必要な機能や情報へアクセスすることでコラボレーションを促進し、製品開発におけるより早い意思決定を可能にします。

3DEXPERIENCE SOLIDWORKSでは、3D CADソリューションを使いながら3DEXPERIENCEプラットフォーム上のデータや機能へアクセスできます。

新しい選択肢となる「コネクテッド版」のSOLIDWORKS

従来のSOLIDWORKSは「デスクトップ版」として区別され、3DEXPERIENCE SOLIDWORKSは「コネクテッド版」などとよばれます。

新たにSOLIDWORKSの導入を検討されるお客様は、従来型のデスクトップ版とクラウドへつながるコネクテッド版である3DEXPERIENCE SOLIDWORKSのいずれかを選べます。ただし、デスクトップ版をお使いのPCにコネクテッド版をインストールすることはできません。また、デスクトップ版の運用環境ではコネクテッド版と混在利用することはできない点に注意しましょう。

なお、3DEXPERIENCE SOLIDWORKSはデスクトップ版と同様、ワークステーションなどへインストールし、そのマシンリソースを使用するシステムになります。クラウド上で動作するブラウザーベースのCADではありません。

別途ブラウザーベースの3D Creator(概念設計向けパラメトリックモデラー)と3D Sculptor(サーフェスモデラー)があります。

工業デザインに特化したクラウドベースの3D CAD「3D Sculptor」とは

デスクトップ版SOLIDWORKSとコネクテッド版の違い

コンフィギュレーションを表現するCADファミリー

デスクトップ版SOLIDWORKSの機能として、部品・アセンブリ内で形状の異なるバリエーションを作成する機能「コンフィギュレーション」がありますが、3DEXPERIENCE SOLIDWORKSでは「CADファミリー」により表現されます。クラウド上ではCADファミリーとリンクした物理プロダクトが生成され、各バリエーションを表現します。

コネクテッド版に一部搭載されない機能・アドインもある

デスクトップ版と同様の機能を利用できますが、一部搭載されていない機能・アドインがあります。ビューアー機能やPDM、Simulationなどの機能は、プラットフォーム上のアプリケーションによりカバーされているものもあります。

SOLIDWORKS Connectedに搭載されない機能・モジュール

  • チュートリアル
  • CADアドミンダッシュボード
  • タスクスケジューラー
  • デザインライブラリ
  • Toolbox
  • ファイルの挿入
  • 2階層のコンフィギュレーション
  • 3D Content Centralへのアクセス
  • Xpress製品
  • PhotoView 360
  • CircuitWorks

SOLIDWORKS Connectedに搭載されないアドイン

  • 各種パートナー製品
  • Electrical 3D / Shcematics
  • SOLIDWORKS Simulation(Standard、Professional、Premium)
  • Flow Simulation、Plastics
  • SOLIDWORKS PDM
  • SOLIDWORKS CAM
  • SOLIDWORKS Inspection
  • SOLIDWORKS PCB
  • SOLIDWORKS MBD
  • SOLIDWORKS Visualize(Pro / PremiumにVisualize Appsが搭載)
  • Treehouse
  • eDrawings
  • Sustainability

従来のSOLIDWORKSと同様のCAD機能

3DEXPERIENCE SOLIDWORKSは従来のSOLIDWORKSと変わらないCAD機能を利用できます。部品、アセンブリ、図面の作成機能のほか、板金、溶接モデル、配管・配線、サーフェス、3DInterconnect機能など、デスクトップ版と同様の機能構成となっています。

  • 部品

  • アセンブリ

  • 図面

3DEXPERIENCE SOLIDWORKSの利用方法

新規に作成したデータをクラウドへ保存

デスクトップ版同様、新規作成コマンドから部品、アセンブリなどの新規ドキュメントを作成できます。

作成後、保存コマンドを実行すると、名前を指定するだけでそのままクラウド上の保存領域「コラボレーティブスペース」に保存されます。また、新規作成データのほか、既存のSOLIDWORKSモデルも開いて利用できます。

クラウド上にあるデータを開く

タスクパネル上の検索ボックスからファイル名などを基にデータを検索してアクセスできます。検索したデータは、開くコマンドで開いたり、ドラッグ&ドロップにより直接アセンブリへ組み込んだりすることができます。検索機能ではファイル名のほか、6Wタグを基に検索もできます。

検索したデータを開く

検索したデータをドラッグ&ドロップで挿入

CAD画面からプラットフォーム機能へアクセス

CAD画面ではタスクパネル内に表示される「3DEXPERIENCE」タブより3DEXPERIENCEプラットフォームへアクセスできます。SOLIDWORKSと統合された環境でプラットフォーム上のデータ管理機能を利用でき、作成したデータは全てクラウド上に保存されます。

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3DEXPERIENCE SOLIDWORKS

主な内容

  • 3DEXPERIENCEプラットフォームとは?
  • 3DEXPERIENCE SOLIDWORKSに搭載されない機能
  • 3DEXPERIENCE SOLIDWORKSの利用方法