主な内容
- Product Release Engineerとは……
- 3次元CADのアセンブリ構造を表示
- Collaborative Industry Innovatorとの違い
製品の構成情報管理を行うProduct Release Engineerとは
製品構造を常に最新状態に保持
3DEXPERIENCE Worksでは、製品の構成情報管理ツールとして「Product Release Engineer」が提供されています。Product Release Engineerを使うことでプラットフォーム上での製品構造を確認でき、編集作業がスムーズになり製品構成を常に最新状態に保てます。
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Product Release Engineerに含まれるEngineering Release
3DEXPERIENCE Worksのガバナンスドメインに「Product Release Engineer」が含まれています（注1）。Product Release Engineerには、機能をもたらす「アプリ」として、「Engineering Release」が含まれています。
- （注1）ドメインでは、作業区分に応じて機能を提供。Product Release Engineerは各種ソリューションの利用権限（ライセンス）に相当する「ロール」に当たる。
製品データを読み込んで製品構造を表示
Engineering Releaseは、クラウド上に保存された製品データを読み込み、製品の構成要素を一覧表示します。CADでモデルを開かなくても必要な構成要素を一覧表示できます。
3D CADアプリで設計データを開かずにアセンブリを読み込め、タイトルや所有者、完成度などの属性を基にソートできる
表示方法
オプションを組み合わせた構成要素の表示
ツールバーからオプションを切り替えると、さまざまな方法で構成を表示させることができます。
| ダイレクト | ツリーの階層構造を表示 |
|---|---|
| フラット化 | サブAssyを抜かして部品のみ表示 |
| 使用量ビュー | 同一構成部品を別の行で表示 |
| レファレンスビュー | 同一構成部品をまとめて数を表示 |
ダイレクト＋使用量
フラット化＋レファレンス
プレビュー用アプリ「3DPlay」との併用
Engineering Release自体にはモデルのプレビュー機能はありませんが、プレビュー用アプリ「3DPlay」と併用することで、形状を見ながら構造を確認できます。
ダッシュボード上に各アプリのウィジェットを使いやすいように配置して利用できる
製品構成の変更
Engineering Releaseでは、各種機能を用いて製品構成を編集できます。カット＆ペーストはもちろんのこと、流用設計に役立つ機能が備わっています。
- アセンブリ内の構成部品をコピーし、別のアセンブリへ張り付け（切り取りも可能）。
- アセンブリに組み込まれている構成部品を除去する切り離し。
複写
複写を使うと、選択したアセンブリや構成部品の複製を作成し、派生製品の設計に利用できます。構成部品ごとに複写、再利用、除外、図面付きで複写とアクションを指定できます。
複写の種類をアクションから選択
置換
置換では、指定した構成要素を別のリビジョンや既存のコンテンツに置き換えられます。
最新バージョンのモデルや派生部品を指定して構成部品を置き換え
CADモデル以外のアイテム追加
3Dモデル上には含まれない要素（潤滑剤・オイルといったマテリアル）や仕様書などのドキュメントをコンテンツにひも付けできます。
マテリアルがない場合、物理プロダクトを代用して潤滑剤などを表現
属性情報の編集
プロパティの編集
開いたアセンブリや選択した構成部品のプロパティを表示・編集するには、ツールバーから［情報］ボタンをクリックし、画面右側に表示されたプロパティから行います。コンテンツのタイトル、リビジョンコメント、注記などプラットフォーム上で管理しているプロパティを表示して編集できます。
構成部品の属性情報を表示し、直接編集できる
部品番号の追加
構成要素に対して部品番号として「エンタープライズ項目番号（3DEXPERIENCE上で使用される部品番号）」を追加できます。手動で値を入力、または管理者が設定した採番ルールに従い自動採番することができます。
プレフィックス＋カウンター番号など、設定されたルールに応じて自動採番が可能
BOMのCSV出力
Engineering Releaseならプラットフォーム上でEBOMを最新状態に保持しながら、任意のタイミングでCSVに出力し、共有できます。
エクスポートコマンドによりローカルPC上にCSVを出力
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Product Release Engineer