ARCHITREND ZERO Version.9を2022年9月14日に発売

2022年10月の断熱等級性能等級6および7の追加新設、ならびに2025年度の省エネ適合義務化までを見据えて省エネ設計とクラウド機能を大幅に強化

福井コンピュータアーキテクト株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役社長:田辺竜太)は、最新版の3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO Ver.9」を2022年9月14日(水)にリリースします。

ARCHITREND ZERO Ver.9では、2025年度省エネ適合義務化も見据え省エネ設計機能を刷新。また、コロナ禍による社会変化をふまえ、データ共有サービスARCHITREND Drive(以下ATDrive)との連携をさらに強化することで、新しいワークスタイルの提案とユーザーの業務効率化ならびに使用満足度の向上を図っています。

最新版のポイント

平面図チェック機能に「外皮性能チェック」を追加。プランニング段階から耐震性・省エネ性を考慮したプラン検討が可能になります。さらに、ATDriveではCADデータや各種ファイル共有だけでなく、3Dモデルやパノラマ画像をホームページやLINEなどのSNSに簡単に公開できる機能を追加して、コロナ禍における施主様との円滑なコミュニケーションを実現します。

そのほかにも天空率計算、各種面積算定、WEB確認申請作成ツールなどの機能を強化して、営業~設計~生産に至るシーンで運用効果の向上を図ります。

将来的な省エネ適合義務化を見据えた設計機能強化

ZERO基本に「外皮性能チェック」機能を新搭載。プラン検討時に耐震性能と合わせて標準的な建材仕様による外皮性能の素早い確認が可能になりました。

  • 2022年10月より新設される断熱等性能等級6および7に対応。
  • プランニングの初期段階から耐震性、省エネ性を考慮した設計が可能。
  • 建材仕様設定のインターフェイスを刷新。これから省エネに取り組みたい方でも分かりやすく設定が可能。
  • 外皮性能計算プログラム(オプション)では、自社仕様や工法に合わせたより詳細な省エネ性能のチェックが可能。申請に必要な各種計算表も自動作成し、変更があった際もVer.9から搭載された一括更新機能により手間なく修正が可能。
  • 平面図の段階でどのような省エネ等級を満たしているかやUA値なども事前チェックできることで、スムーズな省エネ設計フローを実現

  • 屋根・壁床・基礎などの断熱仕様をビジュアルで分かりやすく設定が可能に。自社断熱仕様の構築もさらにスムーズ

クラウド・テレワーク対応

データ共有サービス【ATDrive】がURL発行機能に対応。50GBの大容量で3Dモデルやパノラマ画像の自社ホームページへの掲載やメールやLINEなどのSNSで手軽に施主様と共有が行えます。

さらにATDriveでは、マスタ配布機能により取引先も含め社内外に関わらずCADの設定や自社仕様を簡単に共有可能。また、まるごとお引越し機能により、PCの入れ替えや増設、テレワークなどの際にも同一環境をスムーズに構築可能で社内業務の効率化・生産性向上を支援します。

これまでのCADデータや各種ファイルの共有だけでなく、3Dモデルやパノラマ画像をホームページやLINEなどのSNSに簡単に公開できる機能を追加。設計・プレゼンの各種データをクラウド上で効率的に管理・活用することが可能

ユーザーのご要望「Voice of the Customer」を反映した基本機能の強化

これまでご意見・ご要望が多かった機能やコマンドを重点的に改善。ユーザーの生の声を反映してユーザビリティ向上を実現しました。

  • 天空率計算:屈曲道路の計算をアシスト
  • 面積求積図:容積率緩和上限に対応(緩和用途の自動識別)
  • WEB確認申請:スマホ対応/入力・チェック機能強化
  • 手間なし積算:建具別階別表示に対応
  • 木造壁量計算:小屋裏床面積の設定追加
  • シックハウス:ロフト入力時のR階設定に対応
  • 木造構造計算:集成材のFbx係数(改正対応)/基礎梁人通口部検討を拡張