DissolvableフィラメントはABSフィラメントのサポート材として開発されました。その特性は「MakerBot Replicator 2X」3Dプリンターで最大発揮されます。Dissolvableフィラメントを活用することで、入り組んだ内部の補助パーツを作製し、繊細なデザイン造形物も3Dプリントで仕上げることができます。
溶解性Dissolvableフィラメントは、ABSフィラメントと類似していますが、その特性として、リモネンに溶けることが挙げられます。リモネンは、オレンジの皮から作られる非中毒性の溶媒です。一般に販売されており、ホームセンターやオンラインショップで購入できます。柑橘類の香りがする無色の溶媒です。
凹凸があったり、可動パーツがあったり…と複雑なデザインであっても、Dissolvableフィラメントを上手に使い足すことにより、3Dプリントで完成させることができます。リモネンの中に造形物を数時間漬け込み、補助部分が完全に溶解すれば、ABSフィラメントで作製した造形物の完成です。また、無償の「MakerBot デスクトップ・アプリ」が、必要なサポート構造を自動的にデザインするため、Dissolvableフィラメントを強力にサポートします。