Multiframe
世界中で3,000ユーザー以上にご利用いただいている立体骨組構造解析プログラム
Multiframeは、世界中で3,000ユーザー以上にご利用いただいている立体骨組構造解析プログラムです。従来の数値入力インターフェイスと違い、画面上のマウス操作によりモデルを描くようにして構造モデルを作成できます。
共通のデータベース
Multiframe全てモジュールは、共通データベースを利用することで一つの3次元モデルで設計作業をよりスムーズに行えます。鋼構造ライブラリーが標準に装備され、各国で使用されている鋼部品、また自己定義した他部材もライブラリーに保存することでご利用いただけます。
Multiframe Advancedでは、地震波のライブラリーも装備され、阪神大震災、エルセントロ、トルコなどの地震で解析できます。
可視化のインターフェイス
複雑な構造物とその振る舞いをより分かりやすくするためには、可視化ツールが不可欠です。Multiframeは登場以来、優れた3次元インターフェイスが業界リーダーとして認められています。
Multiframeに全面的にサポートされている色分け表示、アニメーション、時刻歴応答表示などのグラフィックツールもほかの構造設計解析システムより効果的です。レンダリングに関して業界標準のOpenGLの利用により透明感などの高精度なグラフィック効果・表示の高速化が得られます。
荷重の作成・設定
Ver.11より範囲を指定し、そこに単位面積当たりの荷重を入力することで、自動で梁部材に分布荷重を載荷する機能を追加。これにより、風および雪荷重などの入力がさらに容易になりました。Ver.12では構造部材としての板要素に対応しました。
面荷重の作成
面荷重の作成方法には次のコマンドをご用意しています。
- 三角形を描く
- 多角形を描く
- 自動生成
平面分布荷重は風荷重・雪荷重などに適応できます。
面荷重の作成結果
平面等分布荷重の設定
風荷重や雪荷重の設定に威力を発揮します。設定方法には次の方法があります。
- 節点を選択しながら面荷重を設定する方法
- 多角形を描いて面荷重を設定する方法
- 自動認識させる方法
節点を選択し、部材をなぞれば平面等分布荷重の設定が簡単に行えます。平面を色分けするとユーザーは縦横の部材を区別し、入力ミスを抑えられます。
平面等分布荷重の設定
クリッピング領域の保存
モデルの表示・非表示の切り替えは、クリッピング/マスキング機能を使います。
クリッピング | 指定領域のみを表示。 クリッピング領域はファイルに保存できる(よく利用するクリッピング領域に設定し、「ビュー」メニューの「クリッピング」から「クリッピングゾーンの保存」をクリック。保存されたクリッピング領域は、ツールバーから選択でき、表示はすぐに切り替えられる |
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マスキング | 選択した任意の部材の表示を切り替える 凡例を利用した選択と共に使用すると便利(凡例の項目をダブルクリックするとそれに該当する部材が選択される。凡例を「セクション」で表示していれば、セクション名をダブルクリックするとそのセクションが割り当てられている部材が選択される。選択後、Shiftを押しながらマウス右クリックし、メニューから「マスキング」で表示設定) 凡例には幾つかの種類があり、凡例上でマウスを右クリックすると種類を変更できる。頻繁に選択する部材は「グループ」設定し、凡例を「グループごと」の表示にしておくと部材の選択を簡単に行える |
マスキング/クリッピング表示
クリッピングツールバー
そのほかの機能
そのほか、次の機能が強化されます。
- OpenGLによるレンダリング速度向上
- NavisWorksへのエクスポート
- MultiSteelとのデータ連携
- AutoCAD、MicrostationからのDXF形式によるインポート
- 中心線もしくはレンダリング形状からのDXFエクスポート
- SDNF形式でのインポートおよびエクスポート
- Microsoftエクセルおよびワードとのコピー&ペースト
- Multiframe COMインターフェイスによるオートメーション
DXF形式からのエクスポート
レンダリング処理