モノづくりにおける3次元化が進み、多くの企業で2次元CADから3次元CADへの移行が行われています。
しかし、これまで2次元CADで設計してきた製品を新規プロジェクトへ流用しようと考えたとき、2次元図面としてしか残っていない2次元CADの設計情報は、そのまま3次元CADで使用することができません。
3次元CADで流用・設計を行うためには図面から3次元モデルを作成する必要があります。
既存の2次元図面データの活用に必須!図面情報のインポート機能を持つSolidWorks連携 for FXII
2次元CADの図面をどう活用していますか?
図面データから3次元モデルを作成する工程
図面データを基に3次元モデルを作成するには、図面ビューを部品・アセンブリのスケッチ内に取り込み、図面形状のジオメトリを利用してフィーチャー作成、モデリングしていきます。
そのため、図面を3次元化する作業に入るたびに3次元CADへの図面の読み込み、スケッチ・ジオメトリコピー、原点位置への移動、整列等、一連の作業が必要になります。
多くの図面データを3次元化することを考えた場合、これらの工程は非常に手間のかかる作業になります。
SolidWorks連携を可能にするCADSUPER FXII
2次元CADシステムとして広く普及している「CADSUPER FXII」には、図面を基に3次元モデルを作成する作業をより効率的に行うための機能として「SolidWorks連携」を搭載しています。この機能を使用することでSolidWorksへ2次元図面を部品・アセンブリスケッチへ自動でインポートし、即座にモデリングに取りかかることができます。
CADSUPERからの図面のインポートでは、ジオメトリ情報だけでなく、付加されている寸法情報等も含めてインポートすることや各種幾何拘束を自動で追加することも可能です。
CADSUPER FXIIからSolidWorksにエクスポート
また「2D to 3D」コマンドでは、以下のようなSolidWorksのソリッド作成機能があり、基本形状を作成するための機能へPropertyManagerからアクセスできるよう集約されています。これにより簡単なオペレーションで図面ジオメトリを利用したソリッドを作成することが可能です。
- 押し出し
- 回転
- フィレット
- 面取り
- 抜き勾配など
「2D to 3D」コマンド一つでSolidWorksのさまざまな機能を 使用し、形状を作成可能。
「2D to 3D」コマンドからSolidWorksのソリッド作成機能へ直接アクセス可能
3次元CAD・2次元CADの設計情報をシームレスにやり取り
図面情報のインポート、フィーチャー作成だけでなく、組図を基に作成された構成部品のマルチボディから別ファイルを作成する「ボディ選択保存」や、「ボディ色設定」による色の定義、干渉部分を検出する「ボディ干渉チェック」機能が搭載されています。
また、2次元CADからのインポートだけでなく、作成した3次元モデルを使用してCADSUPER側へ投影図、断面図、組立図を作成することも可能です。図面ビュー作成後に3次元モデルへ変更が加わっても、「投影図更新」を行うことで即座に変更を反映させることができます。
CAD間で設計情報をシームレスにやり取りすることができる機能を搭載しているため、CADSUPER FXIIを活用することで3次元CAD、2次元CADの設計情報を効果的に活用することが可能です。
CADSUPER側へ投影図、断面図、組立図を作成することも可能
3次元モデルの形状を基に、CADSUPER(2次元CAD)へ 形状情報をエクスポートする機能が各種搭載されている
CADSUPER上に作成された投影図、断面図を更新し、ソリッドモデルに対して加えられた変更を反映させる
SolidWorks連携 For FXIIを使用するメリット
図面からの効率的なインポートとモデリングにより、SolidWorks3次元モデル化の作成作業効率が向上
- 三面図等複数ビューを基準位置に合わせて自動整列し、2次元設計情報を自動でインポートすることができます。
- 図面上の寸法やジオメトリ形状から拘束を自動付加することができます。
- モデリング機能を集約したコマンドで簡単にソリッドボディを作成することができます。
SolidWorksモデルから2次元CAD図面を作成可能
- 3次元モデル上の変更を2次元図面に反映することができます。
価格
製品 | 価格 |
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SolidWorks連携 For FXII | 198,000円(税別) |
- * SolidWorks、CADSuper FXIIに商品名:SolidWorks 連携 for FXIIが必要になります。
注意事項
- 動作組み合わせは、SolidWorks2010 SP4+CADSUPER FXII Ver5.1以上となります。
- CADSUPER FXIIの保守が切れている場合は、保守再契約+VerUP費が必要になります。
- ご注文時、FXIIの Ver、FXIIのシリアルNo、SolidWorksの Verの3点が必要になります。
詳細資料
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