主な内容
- 構想設計の重要性
- トップダウン構想設計
- レイアウトで機構検討 など
企画・構想設計段階で、QCD(品質、コスト、納期)の7~8割が決定される
従来の開発プロセスでは、実際にモノができてから検討をしていたため、干渉や駆動に問題が発覚した場合、手戻りや修正に膨大な時間をかけていました。現在では、CADやCAEの発達によりモノができる前の設計段階で課題をつぶしこむフロントローディングが主流になりつつあります。
フロントローディングにおいて、企画・構想設計段階で、QCD(品質、コスト、納期)の7~8割が決定されるといいます。つまり、「構想設計の結果が製品のDNAを決定する」ともいえます。
2次元で計画・構想図を描き、3次元で全体構想や詳細設計を行うケースが多くありますが、それぞれのツールを活かしきれていないという声を聞きます。
そこで、構想設計の効率化、ひいては製品力強化を実現するためにSOLIDWORKSをお勧めします。
トップダウン構想設計は、配置、領域、概略形状を定義した後、参照関係を付けて全体を調整します。各ユニットの配置位置やレイアウト、領域の取り合いなどの検討に役立ちます。
トップダウン構想設計で作成したファイル(平面・ソリッド・スケッチなどで構成されたファイル)をエンベロープとしてアセンブリに挿入できます。エンベロープとして認識させることで、質量特性を考慮しない、部品表に表記しない参照用データとして使用できるメリットがあります。
ボトムアップ構想設計は3次元空間上で既存データを組み合わせて構成検討を行います。
部品やアセンブリの詳細形状を作成する前に、製品の全体像や構成するユニット位置を再現できます。人体モデルやメンテナンス空間をエンベロープとして使用することで、人間が作業する環境を考慮した設計を行えます。早い段階で使用環境を想定した設計を行えるため、現場で失敗のない製品開発に役立ちます。
SOLIDWORKSに搭載されたスケッチブロック機能を使うと、スケッチを部品に見立てて駆動させることができます。通常のスケッチ拘束に加え、トラクション、ベルト/チェーンなどの拘束をブロック同士に加えられ、構想設計の段階から詳細な機構検討を行えます。
コンフィギュレーション機能を利用すると、設計の複数案を1ファイル内に作成し、簡単に切り替えて検討できます。フィーチャーやアセンブリ合致のパラメーター、フィーチャー構成、アセンブリ部品構成などの異なる状態を複数パターンで保存して瞬時に再現できます。
SOLIDWORKS Treehouseを使用すると、専用のインターフェイスで検討したアセンブリ樹形図からSOLIDWORKSファイルを自動作成できます。新規ファイルの作成、保存などの操作を繰り返さずに、簡単な操作で設計に使用するアセンブリの構成を作成できます。
設計の初期に行われる製品全体のアセンブリ構想作業を効率化し、構想設計者の工数や負担を軽減できます。
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