主な内容
- レガシーデータ活用の問題点
- 3D CADのレガシーデータを活用するSOLIDWORKS機能
- レガシーデータを効率的に管理・活用するSOLIDWORKS PDM
データの移行方法や維持・管理は重要な項目です
既存のCADから別のCADへ変更する場合や2次元から3次元設計環境へ切り替える場合、重要な資産である2次元図面データの移行方法や維持・管理は重要な項目の一つです。SOLIDWORKSには、2次元および3次元データやレガシーデータをスムーズに移行できる機能が搭載されています。
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SOLIDWORKSに搭載されている「2Dから3Dへ」の機能では、簡単なワークフローで2Dスケッチにインポートされた2次元図面のビューを使用して、3Dジオメトリに変換できます。図面のどの部分をスケッチの正面図、右側面図などにするかを指定してスケッチを抽出し、自動的に正しい表示方向に折り曲げます。押し出しやカットをするスケッチと任意のビュースケッチから開始点を選択し、フィーチャーを作成できます。
2次元設計環境を維持するために、SOLIDWORKSでは2次元設計ソフトウェア「DraftSight」を無料でご提供しています。2次元図面の作成、.dwgと.dxfの更新とメンテナンス、PDFファイルの作成、.dwgまたは.dxfファイルフォーマットでの企業間ファイル交換などを行えます。
SOLIDWORKSは豊富な3次元ファイルフォーマットの入出力に対応しています。ほかのソフトウェアで作成したファイルをSOLIDWORKSにインポートしたり、SOLIDWORKSドキュメントを多数のフォーマットにエクスポートしたりすることができます。
部品 | アセンブリ | |||
---|---|---|---|---|
インポート | エクスポート | インポート | エクスポート | |
3D XML | ○ | ○ | ||
ACIS | ○ | ○ | ○ | ○ |
Adobe Illustrator | ○ | ○ | ○ | |
Adobe Photoshop | ○ | ○ | ○ | ○ |
Adobe PDF | ○ | ○ | ||
Autodesk Inventor | ○ | ○ | ||
CADKEY | ○ | ○ | ||
CATIA Graphics | ○ | ○ | ○ | ○ |
CATIA V5 | ○ | ○ | ||
DXF/DWG | ○ | |||
DXF 3D | ○ | |||
eDrawings | ○ | ○ | ||
高圧縮グラフィック HCG | ○ | ○ | ||
HOOPS | ○ | ○ | ||
IDF 2.0、 3.0 (CircuitWorks Lite) | ○ | |||
IDF 2.0、 3.0、 4.0 (CircuitWorks) | ○ | ○ | ○ | |
IFC | ○ | ○ | ○ | ○ |
IGES | ○ | ○ | ○ | ○ |
JPEG | ○ | ○ | ||
Mechanical Desktop | ○ | ○ | ||
PADS (*.asc) (CircuitWorks) | ○ | ○ | ○ | |
Parasolid | ○ | ○ | ○ | ○ |
PDF(P) | ○ | ○ | ||
Pro/ENGINEER | ○ | ○ | ○ | ○ |
ProStep EDMD (*.idx) (CircuitWorks) | ○ | ○ | ○ | |
Rhino | ○ | |||
ScanTo3D | ○ | ○ | ||
Solid Edge | ○ | ○ | ||
STEP | ○ | ○ | ○ | ○ |
STL | ○ | ○ | ○ | ○ |
TIFF | ○ | ○ | ○ | ○ |
Unigraphics | ○ | ○ | ||
VDAFS | ○ | ○ | ||
ビューポイント | ○ | ○ | ||
VRML | ○ | ○ | ○ | ○ |
XPS | ○ | ○ |
協力企業や他部門とコミュニケーションするシーンで、図面やイメージなどの2次元データが必要になれば、SOLIDWOKRSから出力いただけます。
図面インポート | 図面エクスポート | |
---|---|---|
Adobe Illustrator | ○ | |
Adobe Photoshop | ○ | ○ |
Adobe PDF | ○ | |
DXF/DWG | ○ | ○ |
eDrawings | ○ | |
JPEG | ○ | |
TIFF | ○ | |
XPS | ○ |
SOLIDWORKSのアセンブリにレガシーデータを挿入すると、データを変換せずにSOLIDWORKSと同様に扱えます。挿入した部品データに対してフィーチャーの追加も可能です。過去に費やした工数を無駄にせず、変換に時間を費やすこともありません。データの変更が生じても、構成部品内で適用された合致やアセンブリの参照は全て引き継がれるため、再合致や再編集の手間や時間がかかりません。
移行前のCADが使用できない環境でパラメトリックなフィーチャーベースの変更を加えたいとき、FeatureWorks機能を利用して、インポートしたレガシーデータに対して、自動または個々に選択してパラメトリックフィーチャーを追加。モデルを作成し直さずにほかのフィーチャーと同様に編集、変更できます。
SOLIDWORKSの直接編集機能を使用すると、レガシーデータに対して、変更のためにフィーチャーを認識させずに、既存の構成部品に面の移動フィーチャーとして継続的に変更を加えられます。
Design Clipartでは、SOLIDWORKS、DWG、DXFファイルからエンティティを分析し、SOLIDWORKSで再利用できるデータを取り出せます(DWG/DXFファイルはテーブル、ブロック、ビューまで分析される)。分析されたDWG/DXFファイルの図面ビューをドラッグ&ドロップし、直接SOLIDWORKSで再利用できます。
SOLIDWORKS PDMを利用することで、SOLIDWORKSで作成したデータと既存のレガシーデータを安全に管理いただけます。
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2次元・3次元のレガシーデータを設計に利用できるSOLIDWORKS
主な内容