オートデスクの新たなサポート体制「製品サポートライフサイクル」への移行

2019年 8月23日

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オートデスク製品の保守プランやサブスクリプションモデルをご契約のお客様は、特典として前バージョンの使用、技術サポート、ソフトウェアの更新、修正プログラムの適用などのサポートを受けられます。

このたび、オートデスク社は今後のサポートサービスをより良いものにするために、新たなサポート体制「製品サポートライフサイクル」へ移行することとなりました。

サポート体制が見直された背景

オートデスク製品のサポート対象は最新バージョンと3世代前までの計4バージョンです。その一方でアクティベーションコードの発行に関しては、4世代以前のバージョンでもお客様のご依頼に応じて対応してきました。

しかしながら製品やサービスの進化に伴い、過去バージョンに使用された技術ではアクティベーションシステムの継続やセキュリティの保持、最新技術との互換などに対応できなくなってきています。

自動車メーカーが古いモデル用交換部品の製造を終了して新モデルにシフトしたり、IT関連の製品で古いデバイスやシステムと互換性のあるソフトウェアの開発を中止して製品をリニューアルしたりするのと同様に、オートデスク製品もバージョンアップごとの進化に合わせてサポート内容をより良く新たなものにしていく必要があります。

そこで、今後ご提供するサポートサービスに「製品のアクティベーション」が追加されることになりました。製品のアクティベーションは信頼性の高いアクティベーションシステムを採用し、よりスムーズで適切なサポートをお客様にご提供します。

オートデスク社 前バージョンサポート終了のご案内(PDF)[276KB]

製品サポートライフサイクルのサポート内容とは?

全てのサポートサービスにおいて、対象は最新バージョンと3世代前までに統一され、4世代以前のバージョンに関しては全てサポート対象外となります。

オートデスク ソフトウェアの前バージョン

製品のアクティベーション(注1)新規インストールはもちろんマシン変更などによる再インストール時に必要となるアクティベーションコードを取得できます
技術サポートWeb、電子メール、コミュニティフォーラムやチャットなどさまざまな方法で技術サポートをご利用できます
ソフトウェアの更新いつでも最新の更新プログラムを入手できます。アドオンや拡張機能などもご利用できます
修正プログラムサービスパックやHotFixなど最新のセキュリティアップデートおよび修正パッチを適用できます
  • (注1)従前より製品のアクティベーションは個別に対応していましたが、今回より正式にサポートサービス対象になりました。

実施は2021年3月から。ただし猶予期間を経て段階的に

製品サポートライフサイクルの実施は2021年3月からとなります。お客様への影響をできる限り最小限にするため、猶予期間を設けて段階的に行われます。

第1段階:2019年8月31日~2021年2月末(猶予期間)

2019年8月31日で2010バージョン以前の製品サポートが終了します。猶予期間として2011~2016バージョンのアクティベーションのみ残ります。

第2段階:2021年3月以降

2021年3月より製品サポートライフサイクル実施され、4世代以前のバージョンに関しては全てサポート対象外となります。

4世代以前のバージョンをご利用中の場合はアップグレードを

永久ライセンスの使用権は消滅しませんので、4世代以前のバージョンも引き続きご利用いただけます。

ただし、前記のスケジュールに沿ってサポート対象外となったバージョンはアクティベーションコードの再発行ができなくなるため、マシン変更などで再インストールが必要となった場合には使用できなくなってしまいます。

サポート対象外のバージョンは修正プログラムの提供やソフトウェアの更新も行われないため、使用面での不都合やセキュリティ面でのリスクが常に発生します。総合的にサポートを受け、安全かつ快適に使用するためにサポート対象のバージョンにアップグレードすることを推奨します。

カスタマイズプログラムをご利用中のユーザー様へ

2019年8月31日の最初のフェーズにおいては、10年前の製品のため影響は小さいと思われますが、2021年3月以降においては、過去3バージョンを超えた製品のアクティベーションができなくなるため、カスタマイズプログラムの開発サイクルを見直す必要があります。

マンガでまるわかり! サブスクリプションへのススメ

オートデスクサブスクリプションマスターが、切り替えのメリットを分かりやすく解説します。保守プランをご使用中の方はぜひご覧ください。

マンガで分かる サブスクリプションへのススメ(PDF)[7.0MG]