BIM 360が変えるテレワーク環境 ~クラウドで仕事がどこまで進化するのか~

2020年 8月17日

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緊急事態宣言が発令され、建設業・製造業にもテレワーク(在宅勤務含む)の導入が急速に普及しました。

リモートツール、テレビ会議システムの利用に慣れた方もいらっしゃるかと思いますが、設計者・技術者がプロジェクトを進めるにあたり「テレワークを始めてみて分かった業務上の課題」も明らかになったのではないでしょうか?

Autodesk BIM 360は、新しいプラットフォームに進化しました

建設業向けプロジェクト管理のクラウドサービスとして登場したBIM 360は、新しいプラットフォームAutodesk Construction Cloudとして新展開します。既にBIM 360をご利用中の方には注意が必要な事項もありますので、ぜひ次のリンクよりご一読ください。

BIM 360に関する変更点と新しいプラットフォーム

従来のソフトウェア製品とクラウド製品は何が違うのか?

テレワーク・在宅勤務の環境下では、社内で業務しているPC・回線・ソフトウェアの環境を準備できず、クラウド製品への関心が高まりました。

よく「従来のソフトウェア製品とクラウド製品は何が違うの?」とご質問をいただきますが、ソフトウェア・データの場所や管理方法に違いがあります。

従来のソフトウェア製品
  • アプリケーション:両者のマシンにインストールが必要
  • データ:メールでのやりとり
クラウド製品
  • アプリケーション:クラウド上のサーバーに存在するため、各マシンにインストール不要
  • データ:データベースサーバーに存在するため、一元管理ができる
  • アクセス権も付与できるため、ユーザーによって利用できる範囲を制限することもできる

クラウド製品の利用がカギに

BIM / CIMにおいても、ここ数年で情報量は増加する一方で、プロジェクトが進むスピードも加速しています。その分、情報の管理や取り扱いを工夫しなければなりません。

プロジェクトメンバーが離れた場所にいてもスムーズに業務でき、情報管理も兼ねるとなると「クラウド製品」の利用がカギになります。ただし、利用にあたり検討すべき点もあることに注意しましょう。

メリット

  • 事業継続性:どこからでもアクセスできる。
  • 作業の自動化:コンピューターは24時間作業できる。
  • システムのパーソナライズ:個別で使いやすく設定できる。

検討すべきこと

  • 業務フローの洗い出し:誰に何のデータを読み・書き(イン・アウト)、させるのか? を整理
  • コンピューターによる自動化:コンピューターが理解できるデータとは?
  • 利用者の管理:勤怠管理、ログ管理、業務の見える化。

BIM / CIMプロジェクトをクラウドで共有するBIM 360

クラウド製品を使ってBIM / CIMプロジェクトを管理・情報共有をするなら、オートデスクが提供している「BIM 360」をお勧めします。

プロジェクトメンバーとは設計図書のやりとりだけでなく、設計変更の説明など意図を伝える場面も発生します。役割やタイミングによってDocs / Design / Coodinateの機能を使い分けましょう。

BIM 360で何ができるの? 進化後のAutodesk Construction Cloudについても解説