AutoCADアドインをクラウド化してワークフローを強化 ~Autodesk Forge~

2021年 7月30日

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いまや最も身近なデバイスとなったスマートフォンやタブレットでは、インターネットが当然のように使われています。その結果、一昔前には想像できなかったSNSによるコミュニケーションを生み出し、人々によって日々膨大な量のデジタルデータが生み出されています。それら多様なデジタルデータの保存場所として選ばれたのがクラウドです。

Autodesk Forgeとは

クラウドに「つながる」ことで利便性や生産性が向上していく時代、設計/デザインの領域ではどうでしょう? いまや多くのクラウドサービスを持つに至ったオートデスクは、その販売や開発で培った知識や技術をWebサービスAPI「Autodesk Forge」として提供しています。

Autodesk Forgeは2016年に登場した技術で、クラウド接続から隔離されがちだった設計/デザインやデザインにまつわる人々を、CADのライセンスの有無に関わらずとてもスマートにつなげる開発プラットフォームです。

DWGファイルの対話的な表示・編集機能はありません

勘違いしていただきたくないのは、AutoCAD Webアプリのアドイン開発環境ではありません。DWGファイルの対話的な表示・編集機能はありませんのでご注意ください。

新しい業務ワークフローを検討してみませんか?

つまり、Autodesk Forgeは、CAD利用者向けのサービスではありません。開発者向けのサービスですので、利用に際してはプログラム作成が必要です。

社内に該当者がいない場合には、大塚商会へご相談ください。また、利用形態もサーバーモジュールのようなものではなく、パブリッククラウド上にオートデスクが用意した環境を利用する形態となります(注1)。

  • (注1)オンプレミスプライベートサーバーへのインストールは不可。

AutoCADのアドインを開発して設計業務を自動化しているなら、それをクラウドで

Autodesk Forgeで一体何ができるのでしょうか? それは、AutoCADを必要としないオンデマンド処理に最適です。

図面作成・編集

クラウド上のAutoCADコアエンジンをリモートで起動し、起動したコアエンジンにアドインをロード・実行。成果物としてDWGファイルやその他ファイルの作成・編集・保存、そしてダウンロードしての利用が可能です。

例:営業担当がお客様の要望に応じて製品の仕様(サイズ、タイプ、数量など)をWebページに入力、Autodesk Forgeでアドインをロード・実行して、入力値に沿った見積図面を生成する。

PDF変換(パブリッシュ)

アップロードしたDWGファイルのレイアウト全てを印刷してPDF変換する場合にも役立ちます。

例:外出先(在宅)でお客様から連絡が入り、取り扱い製品のPDF図面の提供を依頼された。

図面要素分析

図面の中に存在している意味のある情報を可視化する場合にも。

例:多数の製品図面からブロック(ブロック属性)を集計して、月に1回コストを算出したい。

Autodesk Forgeをもっと知る

動画で詳しく知る

Autodesk Forgeをさらに詳しくご理解いただくために、2021年5月に開催しましたオンラインイベント「オートデスクの日」より、オートデスク株式会社 伊勢崎様講演の「AutoCADアドインをクラウド化してワークフローを強化」を動画でご紹介します(視聴可能期間:2021年12月27日まで)。

【動画】AutoCADアドインをクラウド化してワークフローを強化

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