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第2回 施工現場でBIM活用!大塚商会 横浜ビル新築工事 BIMモデルを利用したパース制作

2011.10.20 BIM活用

前回の記事からだいぶ時間が空いてしまいました。
前回の記事では、弊社の横浜ビル新築工事において行った、施工BIMの検証結果についてご紹介しました。その中で、「仕上げの確認」のために、BIMモデルから作成したCGパースを活用した例を幾つか掲載しました。掲載したパースの多くは、BIMモデル作成に利用したAutodesk Revit Architecture(以下Revit)で作成したものですが、「基準階事務室」のパースは、3ds Max Design(以下Max)を利用して制作しています。

今回は、Revit−Maxモデルを利用したパース制作の3つのポイントをご紹介したいと思います。

作業の流れ

作業は下記のような流れで行いました。また、RevitとMaxはFBX形式でデータ連携をしました。

  1. Revitでモデル作成
  2. Maxでレンダリング
  3. Photoshopでレタッチ

POINT1 Revit−MaxはFBX形式で

FBX形式とは、Autodeskが提唱する3Dデータファイルフォーマットです。最大の特徴は、モデル形状のほかに、カメラ・配光データを含むライト・テキスチャを含むマテリアル・Revitの属性情報も含めてデータ連携を行うことができる点です。

今回のプロジェクトでは、Revitで施工BIMモデルを作成した際に、マテリアルを割り当てたため、建材の色などの打ち合わせ回数や確認工数を大幅に削減できました。また、照明機器の検討も2パターンありましたが、Revitで照明ファミリを入れ替えるだけで各パターンのモデルと照明データを簡単に取り出すことができました。
今回利用したMaxはVer2011でしたが、現在リリースされている最新版Ver2012では、FBXファイルリンクもサポートされたため、更に作業の効率化が行えそうです。

POINT2 マテリアルIDレンダリング

Maxでのレンダリング後、最終イメージ作成のために、Photoshopを利用してレタッチ作業を行いました。PhotoshopなどでCGパースをレタッチする場合、非常に手間のかかるのが、レタッチしたい範囲の選択ではないでしょうか。この面倒な範囲選択の作業をとても簡単にしてくれるのが、Maxのレンダリング設定である、「Render Elements」です。
レンダリング結果とは別に、レタッチ用マスク画像を作成できるため、Photoshopの色域選択を利用することで、簡単に範囲選択をすることができます。今回は、ガラス部分を選択して、背景写真を合成するなどで利用しました。


Maxで作成したマスク用の画像


Photoshopで簡単に範囲選択

POINT3 32bitイメージの活用

近年のビジュアライゼーション分野では、32bitイメージ(Open erxやhdrl)の活用が増加しています。今回のパース制作でもこの画像を活用しました。

32bit画像とは、一般的なイメージファイルの持つ色数(約6万5千色)に比べて、遥かに多い色数(約43兆色)を有するイメージファイルです。人の目が識別できる色数以上ですが、膨大な色数を持っていることで、レンダリング結果では白飛びや黒潰れしていても、Photoshopの露光量コマンドを利用して、適切な明るさ調整をすることができました。

Photoshop露光量コマンド画面

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