ラティス、ファナックのロボットとPLC制御設備の連携シミュレーションを実現

設備開発プロセスのフロントローディングで工場の垂直立ち上げを加速

ラティス・テクノロジー株式会社(以下、ラティス)は、ファナック株式会社のロボットと周辺の生産設備の連携した動作を実機完成前に検証可能にする「ROBOGUIDE 接続サービス」を2019年5月22日よりご提供します。

ファナック社のROBOGUIDEは、同社が提供するロボットのプログラミング・シミュレーションを行うソフトです。ラティスは生産設備の制御ソフトを仮想検証する「XVL Vmech Simulator」とROBOGUIDEを接続することで、ロボットを含む生産設備全体のシミュレーションを実現しました。

実機なしでは検証できない -ロボットの課題

第4次産業革命が進行する中、省人化によるコスト削減や製造期間短縮を目的に、人手による作業を産業用ロボットで代行するメーカーが急速に増えています。

ところが、ロボットメーカーが提供するソフトは、自社のロボットの動作のみをシミュレーションすることしかできないため、ロボット本体とPLCで制御する搬送・供給などの周辺設備が連携する動作は、実機なしでは検証できないという課題がありました。

周辺設備と連携したロボットの動作を検証可能に

ラティスは、生産設備の3Dモデルを軽量化したXVLを活用して、PLC上の制御ソフトを仮想検証する製品「XVL Vmech Simulator」をご提供しています。これまでは、三菱電機・デンソーウェーブ・川崎重工業・安川電機などの産業用ロボットとの連携シミュレーションを実現してきました。

今回、数多くの企業で導入されているファナック社のロボットについて、同社のROBOGUIDEと接続することにより周辺設備との連携した動作を可能にするサービスを開始しました。

ROBOGUIDE 接続サービス

ファナック社を含む多種の産業用ロボットと周辺のPLC制御の生産設備について、実機レスによる事前のデジタル検証が可能になることで、設備開発プロセスのフロントローディングが促進され、生産設備の上流工程での品質の作り込みを実現できます。

この結果、競争力の高い工場の垂直立ち上げを加速し、マーケットが必要とする製品をタイムリーに製品出荷し、かつ高品質な設備による安定生産を実現します。

XVL Vmech Simulator「ROBOGUIDE 接続サービス」

ラティス・テクノロジー株式会社

ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX時代を先取した「CAD+1」「Casual 3D」「3Dデジタルツイン」の三つのコンセプトに基づき、軽量3Dフォーマット技術「XVL」をベースとしたさまざまなソリューションを開発・ご提供しています。

本社 〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル10階
サイト ラティス・テクノロジー株式会社
代表取締役社長 鳥谷 浩志
資本金 7億円
設立 1997年10月
  • * XVLはラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
    その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。