主な内容
- CIM導入ガイドライン CIMモデル
- オートデスクソリューション活用例土工編(土工管理、河川土工)
国土交通省のCIM導入ガイドラインをAutodeskソリューションで実践する方法
国土交通省のサイトでは、CIM導入ガイドライン第1編(共通編)と第2~6編(土工~トンネル編)を公開しています。今回のセミナーでは、第2編の土工編に沿って、Autodeskソリューションでの土木作業手順のデモを交えて解説しました。
この記事を詳しく解説した資料があります
CIM導入ガイドライン共通編では、CIMモデル6種(線形、土工形状、地形、構造物、地質・土質、広域地形)とそれらのモデルを組み合わせた統合モデル合計7種類が定義されています。各モデルに必要となる情報なども合わせて指定されています。
Autodeskの業界別コレクション、Autodesk Architecture, Engineering & Construction Collection(以下、AECコレクション)には、これらCIMモデルそれぞれに対応する製品が含まれています。つまり、AECコレクション一つで全7種類のモデルを網羅できます。
モデル | 対応するAutodesk製品 |
---|---|
線形 | AutoCAD Civil 3D |
土工形状 | AutoCAD Civil 3D |
地形 | Autodesk ReCap Pro、AutoCAD Civil 3D |
構造物 | Autodesk Revit |
地質・土質 | AutoCAD Civil 3D |
広域地形 | Autodesk InfraWorks、Autodesk Navisworks |
統合 | Autodesk InfraWorks、Autodesk Navisworks |
AECコレクションは、CIM導入ガイドラインにおいてどのように役立つのか、具体的な例を見ていきましょう。
IT土工においては、UAVで撮影した写真やレーザースキャナーの測量結果を活用する場面が増えてきました。AECコレクションのAutodesk ReCap 360 Proは、そうした測量データを扱うための製品です。スキャナーや写真から得られたデータから3Dモデルを作成し、ほかのソリューションにも展開するといった、親和性を高めるために活用します。
CIMガイドラインでは、道路土工や河川土工でも測量に基づく点群データや各種設計データを3次元で管理することになります。AutoCAD Civil 3Dは主に土工の現況と設計データを対象とし、橋梁や建物などはAECコレクションに含まれるほかソリューションで作るのが一般的です。
それぞれのソリューションで作られたデータを合わせ、CIMガイドラインの統合モデルを作成するには、Autodesk InfraWorksやAutodesk Navisworksを使用します。特に、Autodesk InfraWorksは設計データから3D景観モデルを容易に作成できるため、複数の設計案の作成やプレゼンに効果を発揮し、関係者の迅速な合意形成を促します。
今回もたくさんの方に参加いただきました。参加者様からの意見の一部をご紹介します。
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Autodeskソリューションで実践するCIM ~土工編~
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