新しい購入エクスペリエンスとは? 2024年11月からのオートデスク製品購入方法ガイド

オートデスクでは、お客様との購買プロセスの変更を進めており、その取り組みに関連して、2024年11月からほとんどのオートデスクサブスクリプションの購入方法が変わりました。

2024年11月以降の新しい購入方法では、ご契約・お支払いは、お客様とオートデスクの2社間となります。ただし、オートデスクサブスクリプションに関する総合窓口は、引き続き大塚商会が担当させていただきますので、ご安心ください。具体的な購入方法の変更については、次のページをご確認ください。

新しい購入エクスペリエンスとは? 2024年11月からオートデスク製品の購入方法が変わりました

  • * 2024年12月現在のオートデスク提供資料を元に作成しています。

オートデスク製品およびサービスへのサインイン方法が変わります

オートデスクでは、オートデスク製品およびサービスへのサインイン方法をより安全で信頼性が高い方法へ改善していきます。
お客様の認証条件によっては、2025年4月10日より、サインイン時に電子メールでワンタイムパスコードが発行され、そのコードを入力することでサインインが完了する仕組みとなる場合がありますので、ご注意ください。

オートデスク製品のサインインに関する今後の変更

【重要】オートデスク製品 価格改定のお知らせ(2025年5月7日)

2025年5月7日(水)より、オートデスクサブスクリプション価格が改定される予定です。

  • 新規:1年・3年契約ともに約3%の値上げ など
  • 更新:1年・3年契約ともに約8.7%の値上げ など
  • * 上記価格改定により、新規サブスクリプション1年の価格と更新サブスクリプション1年の価格は、同額になる予定です。更新サブスクリプション3年の価格は、新規サブスクリプション3年の価格の約5%の値引きとなる予定です。

役割をおさえよう

まずは、2024年11月以降の新しい購入方法におけるさまざまな役割を理解することが重要です。ここでは、購入プロセスにおける立場とそれぞれの役割について解説します。

役割概要オートデスク・アカウント
見積り連絡先

サブスクリプションの見積りをリクエストする主な担当者のこと。オートデスク社からの見積りメールを受信でき、オートデスクアカウントで見積りを表示できます。見積りのユーザー管理者が設定されていない場合は、ユーザー管理者となります。

アカウントがない場合は、招待メールが送信されます。
見積りの受信者

見積りを受け取る必要があるさまざまな部署の担当者のこと。見積り連絡先と同様に見積りメールを受信でき、最大4人を設定できます。

  • 取次店による見積り依頼段階で、必要に応じ設定できる。
アカウントがない場合は、購入手続きに進む際、オートデスクアカウントの作成が求められます。
ユーザー管理者

企業内のユーザー管理者。ユーザーの招待、製品の割り当てを管理できます。

  • 取次店による見積り依頼段階で、必要に応じ設定できる。
 
購入者

オートデスクに対して購入手続きを行う購入管理者。見積り連絡先、見積りの受信者のいずれか1人が購入者となり、注文のチェックアウトを行います。

  • 注文処理完了メール・ライセンス更新の通知メール・請求書払い時のみ請求書メールを受信。
 
支払者

支払い責任者としてオートデスクアカウントで請求書/請求情報を確認できます。請求書払いの場合は、支払担当者として設定され、請求書メールを受信します。同一ドメインで最大5人まで支払者を追加できます。

オプション2:支払担当者を追加する

アカウントの購入手続き段階でお客様が設定します。

見積りの概要

大塚商会のような取次店に見積りを依頼されると、オートデスクから見積りメールが届きます。通常、30日以内にその見積りを承認する必要がありますが、利用開始日やオートデスクが実施する特別価格提供期間などによって異なる場合があります。

1.オートデスクを取引先(ベンダー)に登録

取引先(ベンダー)登録自体は必須ではありません。お客様の企業ルールによってオートデスクを取引先(ベンダー)として登録する必要がある場合は、見積りに記載されているベンダー情報をご確認ください。

オートデスクを取引先(ベンダー)として登録する

2.見積りの詳細

見積りの詳細には、Flexとサブスクリプションの数量、単価、延長後の価格、適用可能な割引が含まれます。

3.見積価格の変更

見積りが有効である限り、見積価格は変更されません。

お客様向けオートデスクからの本体価格変更に関するご案内(PDF)

4.見積りの詳細の確認

支払いが問題なく完了するように、また請求書払いオプションを選択した場合は、支払い可能な請求書を受け取れるよう、次の詳細を確認してください。

  • お客様の詳細情報(会社名・担当名・住所など)
  • 大塚商会のような取次店名
  • サブスクリプション(製品、数量、期間)

見積書に変更がある場合は、見積書を発行した取次店にお問い合わせください。見積りを調整のうえ再発行します。

5.見積りから購入

見積りの詳細を確認したら、「購入」をクリックしてカートに進みます。または、「アカウントでレビュー」をクリックしてオートデスクアカウントの「見積り」ページに移動することもできます。

見積りを転送する

組織内のほかの方に見積りメールを転送して購入手続きを完了することもできます。

  1. Aさんは、見積りメール(新規または契約更新)を同じ組織内のBさんに転送できます。
  2. Bさんは、見積りの元の受信者ではありませんが、「購入」をクリックして購入手続きを完了できます。
  3. その際Bさんは、アカウントのCSN番号、元の見積り受信者の電子メール、見積りの小計などの詳細を入力するよう求められます。
  4. 全ての見積りの詳細は、元の受信者の情報を反映して自動的に入力されます。支払い情報はBさんのものですが、必要に応じて編集できます。注文が処理されると、購入者(Bさん)に確認メールが送信され、元の見積り受信者(Aさん)にもコピーが送信(CC)されます。購入者(Bさん)は、新しいサブスクリプションのサブスクリプション管理者となり、オートデスク・アカウントにサブスクリプションが表示されるようになります。
  • * CSN:オートデスクに登録されているお客様番号(アカウント番号)。お客様へ送付されるオートデスクからの見積書や請求書にも記載されています。

オートデスクを取引先(ベンダー)として登録する

購入方法変更後は、オートデスクから発行される見積りをご確認のうえ、オートデスクへ直接お支払いいただきます。そのため、お客様によっては、オートデスクを取引先(ベンダー)登録しておく必要があるかもしれません。

ただし、取引先登録自体は必須ではありません。お客様の企業ルールによっては、取引先にオートデスクを登録せずに発注することも可能だと思われます。恐れ入りますが、2024年11月以降の取り引き前までに、お客様側で社内確認および必要に応じてご対応いただきますようお願いいたします。

お客様向けオートデスクからの取引先(ベンダー)登録のご案内(PDF)

注文のカート

オートデスクアカウントへのサインイン、またはアカウント作成を求めるプロンプトが表示されます。サインインするとカートに移動します。

1.顧客情報と見積り情報

顧客の詳細と見積りの情報は自動的に入力されます。

2.支払いオプション

支払いオプションは地域によって異なり、地域固有の支払いオプションを利用できる場合があります。世界共通の支払いオプションには、クレジットカード、PayPal、請求書払いがあります。

クレジットカードによる支払い:見積りからのご注文の場合、クレジットカードによる支払いは最大2万5,000米ドル(または現地通貨での相当額)までに制限されます。トランザクションが拒否されると「システムエラー」通知が表示されます。

複数年のサブスクリプションの場合、注文時に支払う合計金額には、最初の1年間分の費用のみが反映されます。

日本での支払い

日本では、次の支払いオプションを利用できます。

  • * 個人名義の場合は、支払い手法がクレジットカード若しくはPayPalのみに制限されます。
  • * 注文される方がGmailなどの無料メールサービスでオートデスクアカウントに登録されている場合には、請求書でのお支払いは選択できません。
 見積りの支払いオプション請求書払いの支払いオプション
概要カートを通じてオートデスクの見積りに基づいて購入する場合に利用できる支払い方法支払いポータルを通じてオートデスクの請求書の支払いを行う場合に利用できる支払い方法
支払い方法請求書払い
クレジットカード
PayPal(ペイパル)
クレジットカード
PayPal(ペイパル)
コンビニ
ペイジー(PayEasy)ATM振り込み
銀行振り込み
  • 見積りの支払いオプション画面
    (コンビニおよびペイジーは、この画面では選択できません。請求書払いを選択した後、請求書に対する支払いオプションとしては利用可能です)

  • 請求書払いの支払いオプション画面

請求書払い

見積書から購入される場合、条件を満たすお客様は規定の支払い条件に従って、請求書による支払いを行えます。

  1. カートで「請求書払い」を選択すると、オートデスク(ar.estore.noreply○autodesk.com)から請求書が届きます。
  2. 支払者情報が正しいことを確認します。
  3. この請求書には、支払いを完了するために、国ごとに設定された期間が記載されています。日本国内では、月末締め翌月末払いです。
  4. 請求書へ追記事項を入力したり、注文情報を追加したりすることもできます。

【参考動画】請求書払い 4の操作画面(Screencast)

請求書の例

請求書払いの場合は、オートデスクから請求書が電子メールで届きます。オートデスクアカウント「請求と注文」の下にある「請求書とクレジットメモ」から請求書にアクセスすることもできます。

請求書の項目について

  1. 請求先(支払者):請求書を支払う前に、この情報が正しいことを確認してください。
  2. 支払い条件:支払期日までに請求書の支払いを完了し、督促プロセスが開始されないようにご注意ください。
  3. オートデスクアカウントへのリンクをクリックすると、オートデスクの請求書の支払いを簡単に行えます。

サブスクリプションにアクセスする

注文を送信すると購入の確認画面が表示され、すぐに新しい製品にアクセスできます。

サブスクリプションへのアクセス方法

  1. 新しいオートデスク製品の利用を開始するには、「アカウントでのアクセス」をクリックします。
  2. ホームページで新しいサブスクリプションをクリックして、ソフトウェアのインストールやユーザーへの割り当てを行います。

請求書の支払い

支払担当者の設定について、それぞれ解説します。

1.支払担当者が見積りアカウントに既に存在する(既にオートデスクと直接取り引きがある)場合

「既存の支払者を使用」を選択します。手続き中の取り引きに支払者が反映されます。

2.見積りアカウントに支払担当者が設定されていないが、支払者は見積りアカウントと同様の会社名、住所に所属する場合

  1. 支払者が見積りアカウントに所属する場合、Aをチェックします。
  2. 支払者の電子メールアドレスをBに入力します。
  3. 入力完了後、見積りアカウントに支払者が登録されます。

3.見積りアカウントとは別に支払者アカウント(=代替支払者)を設定する場合

  1. 見積りアカウントとは別に支払者アカウント(=代替支払者)を設定する場合、Aのチェックを外します。
  2. 支払者の電子メールアドレスをBに入力します。
  3. 支払者の請求先アカウント番号を(CSN)Cに入力します。代替支払者となる組織のCSNは、過去に受領されている請求書に記載の請求先アカウント番号から確認できます。紐(ひも)づくメールアドレスは請求書を受信しているものです。不明な場合は、オートデスクサポートよりお問い合わせください。
  4. 支払者の電子メールアドレスをDに入力します。
  5. 入力完了後、見積りアカウントに支払者が登録されます。

Autodesk サポートへのお問い合わせ(購入に関するヘルプ>ソリューションプロバイダーとのやりとり>支払いと請求書)

  • * 該当しそうな項目を選択し、進めていただき、Autodesk IDでサインイン後、チャットかWebフォームでお問い合わせください。

4.支払担当者が見積りアカウントに既に存在するが、表示される担当者以外に請求書を送付したい場合

オプション1

既存の支払者が設定されており、支払者を別会社(ドメイン)へ変更する場合などは、オートデスクのサポートで支払者(CSN)またはメールアドレスの設定変更をする必要があるため、オートデスクのサポートへお問い合わせください。

Autodesk サポートへのお問い合わせ(購入に関するヘルプ>ソリューションプロバイダーとのやりとり>支払いと請求書)

  • * 該当しそうな項目を選択し、進めていただき、Autodesk IDでサインイン後、チャットかWebフォームでお問い合わせください。

オプション2:支払担当者を追加する

ポリシーで許可されている支払者アカウントは一つだけですが、請求書の受け取りと支払いを行うために、既存の支払者が複数の支払担当者を追加できます。

  • * 支払いアカウントごとに4人まで担当者メールアドレスを追加可能です。

  1. 既存の支払者が「請求書とクレジットメモ」ページに移動し、「支払者を管理」をクリックします。
  2. スライドが表示され、最大4人の支払者を追加できます。
  3. 新しい支払担当者が追加されると、その支払者のアカウントにひも付けられている全ての未払い、および支払い済み請求書をオートデスクアカウントで受け取り、表示することができます(請求書ごとに支払者を選定できるわけではありません)。
    支払担当者が請求書をお支払いされると、その請求書は「請求書とクレジットメモ」で「未払い」から「支払い済み」に自動的に移動します。

オプション3:購入者が支払いを行う

請求書は購入者にも送信され、支払いを行えます。

  • * 購入者は、該当サブスクリプションの支払いのみ行えます。
  • * 購入者は、支払アカウントに追加されません。

未払い請求書を検索する

請求書を検索するには、「請求書とクレジットメモ」ページに移動します。

  1. これは、全ての未払い請求書の合計金額です。
  2. 未払い請求書と支払い済み請求書の表示を切り替えたり、特定の請求書を検索したりすることができます。
  3. ここでは、電子メールで送信されたものと同じ請求書のPDFを表示および印刷することができます。自動更新により請求書払いで更新する場合は、自動更新日に契約更新の請求書がここに表示されます。

支払う請求書を複数選択する

支払う請求書は1件以上選択することができます。

  1. 各行の「支払い」をクリックして特定の請求書を支払うか、複数の請求書をまとめて選択することができます。
  2. 支払う請求書をまとめて選択し、「支払い」をクリックしてチェックアウトに進めます。

支払いポータルを利用する

オートデスクの請求書を支払うには、オートデスクアカウントの支払いポータルをご利用ください。支払いポータルでは、サブスクリプションの契約停止を防ぐための即時払いが可能なほか、アカウントに紐づく全ての契約を確認したり、一度に複数の請求書を支払ったりすることもできます。

  1. 「支払い」をクリックすると、安全なお支払いのパネルが表示されます。一度に複数の請求書を支払う場合はここに表示され、支払合計金額に反映されます。
  2. 請求書の支払いオプションは、地域によって異なる場合があります(例:日本のコンビニ決済やペイジー)。
  3. 支払いを確定すると、請求書払いの確認が届きます。ここで詳細をメモします。
  4. 「未決済請求書を表示する」をクリックします。
  5. 請求書が「支払い」セクションに移動しました。支払いが更新されるまで、しばらく「支払い保留中」と表示されることがあります。

銀行振り込みで請求書を支払う

オートデスクの請求書を支払うには、オートデスクアカウントの支払いポータルでクレジット、デビット、またはPayPalを使用してお支払いください。ただし、必要に応じて銀行振り込みで支払うことも可能です。

  1. 「請求書とクレジットメモ」で未払い請求書を選択し、「支払い」をクリックします。スライドが表示され、幾つかの支払いオプションから選択できます。支払いオプションは、地域によって異なる場合があります。「銀行振り込み」を選択すると、請求書の支払いに必要なオートデスクの銀行口座情報が表示されます。ここから銀行振り込みの情報を印刷することもできます。
  2. 振り込みの際は、必ず備考欄に請求先アカウント番号または請求書番号を入力してください。備考欄への記載が難しい場合、下記の(1)または(2)のご対応をお願いします。
    (1)振り込み依頼人名義欄に請求書番号または先アカウントを記載。
    (2)お支払い明細書もしくは、以下の情報を指定メールアドレスへ送付。
メール記載内容
  • 請求書番号
  • 支払金額
  • 支払日
送信先cfs.japan○autodesk.com
および
ar.group○autodesk.com
  • * メールアドレス内の○は、アットマークを示します。