【展示会レポート】第21回 関西設計・製造ソリューション展

2018年10月31日

製造業

紅葉が鮮やかに彩られた2018年10月3日(水)~5日(金)、関西最大のものづくり専門展示会「第21回 関西設計・製造ソリューション展」が開催されました。出展社151社が集結する中、大塚商会では入り口正面に最大級のブース面積を構え存在感は抜群。活気に満ちあふれた3日間となりました。

今年もオートデスクブースは大盛況!

大塚商会で注力しているオートデスクブースでは、エンジニア総数7名態勢と準備万端。立ち止まるにちょうどよい導線沿いにあり、カタログを持って帰られる方々や少し遠目で興味津々にのぞかれる方々が引っ切りなしにいらっしゃいました。

その中で、熱心に担当エンジニアにレクチャーを受けられた企業はなんと計93社に上り、多種多様な質問が飛び交っていました。

  • Autodesk Inventor(以下、Inventor)のテクニカルな質問
  • 3次元化に向けてメリットと留意しておくべき点
  • 具体的に自社の設計環境についてのご相談

お客様の声を聞いてみました

2年に1回は来場されている株式会社S様は、旧バージョンを含めてAutoCADを5ライセンス稼働されているそうです。お仕事は設備保守に関する製作や修理を担当されています。「遠くないうちに3次元CADを導入するため、どのようなものがあるか気になっていたことがブースに立ち寄ったきっかけで、2次元で書いた図面が3次元で読み込めるかを聞いてみました。実際にデモンストレーションを見せていただき理解できました。対応されたエンジニアさんがとても分かりやすく説明してくれてありがたかったです」と、満足してらっしゃいました。

2次元CADを稼働中の家電メーカーの株式会社K様は「パッケージになった新しいライセンス形態や新機能を具体的に知りたく説明を受けに来た」とのことで、自社でどう取り込めば有効活用できるのかとアイデアを聞かれていました。

愛知からお越しになった株式会社N様は、例年は愛知の設計製造展に来場されているそうで、今回は日程の都合により大阪に来場されたとのことです。業種は医療機器開発・製造業で、装置設計を担当されていらっしゃいます。「今の他社3次元CADでは、パーツを個別に面分割するなどのサーフェイス分解がしづらい。高度なサーフェイスモデリングが必要で、ハイエンドCADを使った方がよいのか?」この質問に対し、Inventorのフリーフォーム機能を使えば解決すると、オートデスク様から説明を受けられたそうです。

国産2次元CADを稼働されているメタルマスク製造のR様は、「若い社員が図面を読めないので、3次元CADをコミュニケーションツールとして使えないだろうか。また、もう一つ重要な課題は、取引先の加工業者が図面指示しないと製作できないので、なんとかしたい」これに対しては、2次元と3次元CADの共存を、Inventorを軸としたAutodesk Product Design & Manufacturing Collectionを用いた説明に真剣な表情で聞いてらっしゃいました。

Autodesk Product Design & Manufacturing Collection 製品情報

対応エンジニアの感想

質問の中で多かったのは、「2次元から3次元化するに当たって図面をそのまま使えるのか」といったものでした。3次元化に関しては、解析に関する相談もよく受けました。2次元ユーザーにとって3次元化の大きな目的の一つですからね。

そのほかBIM関連に関する相談も少なくなく、また進展しつつある製造VRでは一体どんなことができるのかという質問もありました。これらはオートデスク製品の活用で解決できるものばかりです。総括すると、お客様それぞれさまざまな課題や悩みがあることをあらためて実感した3日間でした。

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