覚えておきたいAutoCADの役立つ使い方10選を解説!

2020年10月14日

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AutoCADの機能を活用することは、作業の時短や業務効率化に欠かせません。AutoCADの機能を活用すればするほど作業がはかどる仕組みになっています。

今回は、AutoCADを使用するうえで覚えておくと役に立つテクニックをご紹介します。

使い方1:よく使う図形・記号はブロックで作成しておく

ブロックとは、AutoCADで作業をするうえで欠かせない機能で、ある形状や文字を繰り返し使う場合に用います。仮に100個配置されている円があったとして、これを四角に変更する必要がある場合、一つずつ変更していたのでは大変です。

AutoCADのブロックは一つを編集すれば同じブロック全てが編集されるので、便利であると同時に編集漏れも防げます。

使い方2:複数のオブジェクト移動はクイック選択を活用する

クイック選択という機能は特徴を指定して複数のオブジェクトを一括的に選択する機能です。例えば「色が赤で、面積が1平方ミリメートルの四角形を選択する」といった具合です。

さらにその選択された中から、特徴を指定して除くという機能もあり、使いこなすと非常に便利なコマンドです。これを使用することで離れた場所やほかのオブジェクトと重なっている図形も簡単に選択できます。

使い方3:図面のチェックはシートセットを使って時間短縮する

一般的に設計業務を行っていると図面が複数枚セットになることが多いです。これを毎回選択して印刷をしていたのでは手間がかかってしまいます。

そこでシートセットという機能を活用し、あらかじめ図面のセットを登録しておくことで複数の図面を一括で印刷可能になります。

使い方4:基準となる部分に構築線を活用する

離れた場所に関係する記号や図形を配置する場合、補助線を引くことが多いですが、構築線という機能を使用するとデータ上の無限直線を配置できます。

離れた場所でも簡単に位置調整や図形同士の形状関係をたもてます。

使い方5:画層のロックとフリーズの使い分け

画層プロパティのロックとフリーズは、どちらも編集不可能な状態にすることです。

フリーズ

  • 印刷されないなどの特性があり、一時的に画層を削除している状態。
  • 本来は必要のない画層を参照する目的で配置する場合などに使用。

ロック

  • 表示されるため、距離の測定やオブジェクトスナップ機能も使用できる。フリーズとノーマルの中間という位置付け。
  • 既に設計が完了し、不意に編集してしまうミスを防ぎたいときなどに使用。

使い方6:図面のレビューに画層閲覧を活用する

第三者に図面をレビューや設計を終えた図面をチェックする際に画像プロパティでオン・オフを切り替えると少々手間がかかってしまいます。

AutoCADではこのような場合に使える機能として「画像閲覧」という機能があります。この機能を使用すると、画面を表示しながら画像オン・オフの切り替えが簡単にできるため、レビュー時には重宝します。

使い方7:よく使う機能はマクロ登録しておく

AutoCADのコマンドは自分でカスタマイズ可能です。難易度は高いですが、覚えておくことで作業を効率化できます。

例えばミラー反転を行う際にY軸を基準に反転させることが多いのであれば、あらかじめマクロに登録しておくと、Y軸反転専用のミラーコマンドが作成できます。

使い方8:定型作業はスクリプト機能を使用して自動化する

マクロがコマンドレベルのカスタムだとすれば、スクリプトは一連の作業を自動化する機能だと考えるとよいでしょう。

例えば「ある画層の色を黄色にしてY軸反転する」といった連続的な定型作業を簡単に自動化できます。「.scr」という拡張子のテキストファイルで保存しておくことで、繰り返し使用可能です。

使い方9:複数図面の重ね合わせは外部参照を活用

別のAutoCADデータ内にある図面を参照したい場合、活用する機能の一つとして外部参照機能があります。この機能を使用することで、図形を直接配置せずに参照できます。

コピーなどで直接配置すると容量が大きくなってしまいますが、参照するだけなので容量はほとんど大きくなりません。

また、参照元のファイルを変更すると参照している側でも同じく変化するので、別ファイルで共同作業をする場合などでも重宝します。

使い方10:異尺度寸法を活用する

異尺度寸法を使うと図面上で尺度を変えた場合でも、文字や矢印の大きさが自動的にその尺度に合った大きさに変化します。

なお、この異尺度寸法は指定した尺度以外は表示されない仕組みになっているため、印刷レイアウトでの拡大表示などを行う場合にも重宝します。

まとめ

AutoCADではこのような機能を活用して設計の時短化や自動化を図れます。

また、これらの機能設定を保存しておくことで、チーム内での共有や繰り返しの使用が可能になります。これらのテクニックを生かして業務効率化に役立てましょう。