サブスクリプション購入の前に押さえておきたい「ライセンス形態」

2018年 1月12日

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お得にサブスクリプションを購入するために、シングルユーザーとマルチユーザー、二つのライセンス形態があることを押さえておきましょう。

シングルユーザーとは

シングルユーザーとは、使用するユーザー(指名ユーザー)にライセンスを割り当てる形式です。例えば、AutoCADを1ライセンス購入した場合、一人のユーザーが複数のPC(3台まで)にAutoCADをインストールしてご利用いただけます。ただし、指名ユーザー以外が使用することはできません。

指名ユーザー分のライセンスを購入し、複数のデバイスにインストール可能

シングルユーザーの注意点

指名ユーザーごとにAutodesk IDが必要(設定にはメールアドレスが必要となり、Autodeskアカウントのログイン時にIDを利用)。

指名ユーザーはソフトの初回起動時およびその後30日ごとのライセンス認証時に、インターネットへの接続が必要。インターネット接続が切断された状態で23日間使用すると、インターネット接続を促すアラートが表示される。

マルチユーザーとは

マルチユーザーとは、ライセンスサーバーを立てて、起動数を管理する形式です。ネットワーク上のクライアントPCにライセンスを配布することで、複数のクライアントPCをサポートできます。複数のユーザーが必要なときだけソフトウェアを利用するケースに適しています。

2024年3月現在、オートデスクのサブスクリプションは、MoldflowとArnoldのみマルチユーザー対応となります。

使用中のライセンス数が5本を超えなければ利用可能

マルチユーザーの注意点

インストール数はライセンス数を上回ることが可能だが、同時起動できる数はライセンス数と同一。

ライセンス形態の効果的な選び方

「シングルとマルチユーザーライセンス、どちらをどのように選べばよいか?」という質問にお答えします。

事務所内で不特定多数のユーザーがCADを使用する場合は、「マルチユーザー」

おのおののクライアントマシンにソフトをインストールしておけば、1台のPCを複数のユーザーで共有してもライセンス許諾違反にはなりません。また、ユーザーの指定が必要ないため、ユーザー一人一人に電子メールアドレスがない場合でも、同時使用数が所有ライセンス数を超えない限り、自由に使用できます。

インターネットセキュリティが厳しい環境の場合は、「マルチユーザー」

ライセンスファイルの受け取りは電子メールでのやりとりが生じますが、マルチユーザーライセンスのアクティベーション自体はオンラインである必要はありません。オフラインでソフトのセットアップが可能です。

現場や出張先でCADを使用することが多い場合は、「シングルユーザー」

シングルユーザーライセンスの場合、使用者を固定する一方で、1ライセンスで複数のデバイスにソフトウェアをインストールすることができます。例えば、事務所内ではデスクトップPCで主にCADを使い、出張時のみノートPCを持っていく場合、シングルユーザーライセンスを1本取得するだけで、両方のPCにあらかじめソフトをインストールできます。事前に申請や特別な作業なども必要なく、いつでもノートPCを持って現場に向かえます。

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