Autodesk InfraWorksを快適に使うには?

2018年 7月11日

建設業

Autodesk InfraWorks(InfraWorks)は、地形モデルに航空写真や衛星画像を重ねたり、構造物モデルを配置したりすることでリアリティの高い現場環境を再現できます。しかし、各種データを取り込むほど重くなってしまいます。

InfraWorksを快適に使うために、マシンのどこに負荷がかかっているのかを知り、増設や交換のヒントにしましょう!

InfraWorksの起動

ディスクのI / Oが相当高くなっています。読み込み時にCPUもシングルスレッド処理で動いているようです。ストレージの性能差が顕著に出ており、HDDよりもSSDの方が倍以上処理が速くなっています。

地形読み込み1 GeoTIFF(再表示)

CPUもマルチスレッドで動き、グラフィックスの負荷が徐々に高くなり、最終処理では100%使用しています。

ディスクI / Oも少し発生しています。また、それほど大きな差は出ていませんが、グラフィックス上位のグラフィックスになればなるほど処理が速くなっています。

地形読み込み2 LandXML

メモリー、CPUがそれなりに使用され、グラフィックスは最終処理で50%使用されていますが、それまではあまり使用されていません。

グラフィックスについてはM5000がなぜか一番遅い結果となりました。

地形読み込み2 LandXML(再表示)

CPU、グラフィックス、メモリーが30%程度の負荷で一定の処理が進み、最終的にはグラフィックスとCPUが高負荷になっています。この処理でもグラフィックスについては、M5000がなぜか一番遅い結果となりました。

地形イメージ読み込み 衛星画像(再表示)

この処理はCPUの負荷が高く、徐々に100%近く使われるようになっています。グラフィックスによる処理速度の差はほとんどありませんでした。

ビューイング ズーム・画面移動・3D回転

この処理はグラフィックスがメインで、それ以外のリソースはメモリー以外ほとんど使用されていません。M4000以上とそれ以外のグラフィックスでは表示の滑らかさがかなり違ってきています。

まとめ

CPU

マルチスレッドの処理もありますが、ムービーレンダリングなどを使われない限りは4コア~6コアでクロックの高いものがよい。

メモリー

扱うCIMデータの規模にもよりますが、16~64GBほどが必要。

グラフィックス

表示を滑らかにしたい場合は、M4000以上が必須といえる。CIMモデルの規模が巨大な場合、グラフィックスメモリーが多いM6000 24GBモデルも選択肢に入れた方がよい。

ディスク

M.2.SSDを搭載するとCIMの起動、処理など全体的にパフォーマンスが向上する。

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