【AutoCAD LT操作】ブロックを作成する ~複数の図形を結合する~

2020年 7月 2日

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AutoCAD LTでは、一つの図形として扱えるよう、ひとまとめに登録した図形を「ブロック」と呼びます。ブロック登録手順そして登録手順をご紹介します。

ブロックの有効性

ブロックは同じシンボル、構成要素、標準部品などを頻繁に使う場合に有効です。ブロックを作成して一度登録すると、同じ図面内およびほかの図面内で自由に何度でも使えます。

ブロックの登録手順

ブロックを登録するには、BLOCK[ブロック登録]コマンドを使用します。

1. ブロックを構成する図形を作成します。同じ図面内で使用するだけなら特に気にする必要はありませんが、ほかの図面でも使うブロックを作成する場合は、色、線種、線の太さ、透過性などのプロパティをByBlockに設定し、画層0に図形を作成します。

2. BLOCK[ブロック登録]コマンド(ホームタブ→ブロックパネル→作成)を実行します。[ブロック定義]ダイアログボックスが表示されます。

3. これから作成するブロックに付ける名前を[名前]ボックスに入力します。

4. [オブジェクト]の[オブジェクトを選択]ボタンをクリックします。

5. 画面上で、ブロックを構成する図形を全て選択します。[Enter]を押して選択を終了すると、ふたたび[ブロック定義]ダイアログボックスが表示されます。

6. [基点]の[挿入基点を指定]ボタンをクリックします。

7. 画面上でブロックの挿入基点を指定します。オブジェクトスナップなどを使って、正確に指定してください。

8. [オブジェクト]のオプションで[ブロックに変換]をクリックします。

9. [ブロック単位]は通常[単位なし]かブロックの寸法の単位を選択します。

10. [説明]欄に作成するブロックの説明を記入します。ここで記入した説明は、DesignCenter でブロックを選択したときに表示されます。

11. 一般的なブロックを作成する場合は[ブロック エディタで開く]をオフに設定します。

12. [OK]ボタンをクリックします。

アドバイス

色と線種を ByBlock、画層0に設定した図形をブロック化した場合、ブロックの色および線種は一般的には ByLayer に設定されるので、画層に設定された色および線種が反映されることになります。

ByBlock以外やそのほかの画層で設定した図形をブロックした場合、その設定は変わりません。